矢作川の水を当時荒れ野だった安城が原(碧海台地)に引き入れるという目的で碧海郡和泉村の豪農・都築弥厚(つづきやこう)が1808(文化5)年頃に幕府に計画を嘆願した用水が明治用水のルーツ。愛知県安城市にある明治川神社は用水開発に功績のあった都築弥厚・岡本兵松・伊豫田与八郎らを祀る神社です。
明治用水完成の偉人を祀る
都築弥厚は志半ばこの世を去っていますが、岡本兵松、伊豫田与八郎らの手によって明治12年に明治用水は着工。
明治川神社の創建は、用水路竣工の式・祝賀の宴の際に決定。
脇を明治用水(豊田安城自転車道)が流れ、神池には明治用水の水が導水されています。
さらに明治川神社の北側に明治用水記念碑が立っています。
拝殿前の狛犬は、狛犬の産地・岡崎の名工・酒井孫兵衛8代目の作。
明治用水の完成で安城は「日本のデンマーク」と呼ばれる農村地帯になったのです。
大祭は通水記念日の4月18日に齋行。
明治用水は疎水百選にも選定されています。
都築弥厚
1765(明和2)年、三河国碧海郡和泉村(現・安城市和泉町)に生誕。
「安城が原」と呼ばれる荒れ地に水を通すことが宿願で、測量を実施し、1827(文政10)年、江戸幕府に用水開削を出願しますが、着工前の1833(天保4)年に病没。
その後、明治13年に明治用水は通水を開始。愛知県を代表する農業地帯が誕生します。
安城市和泉町宮前の弥厚公園には都築弥厚の銅像が立っています。
「安城が原」と呼ばれる荒れ地に水を通すことが宿願で、測量を実施し、1827(文政10)年、江戸幕府に用水開削を出願しますが、着工前の1833(天保4)年に病没。
その後、明治13年に明治用水は通水を開始。愛知県を代表する農業地帯が誕生します。
安城市和泉町宮前の弥厚公園には都築弥厚の銅像が立っています。
明治川神社 | |
名称 | 明治川神社/めいじがわじんじゃ Meijigawa Shrine |
所在地 | 愛知県安城市東栄町柳原9 |
関連HP | 安城市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 名鉄名古屋本線新安城駅からあんくるバス北部線で明治川神社下車、徒歩1分 |
ドライブで | 東名高速道路音羽蒲郡ICから約25km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 明治川神社 TEL:0566-75-6241 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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