松平東照宮

松平東照宮

松平郷(現在の愛知県豊田市松平町)は徳川家のルーツである松平氏発祥の地。松平東照宮をはじめ、初代・松平親氏(まつだいらちかうじ=松平氏・徳川氏の始祖)以来の松平家の菩提寺・高月院、松平城址、松平家と徳川家ゆかりの品々が展示されている松平郷館など松平氏ゆかりの史跡が数多く残されています。

徳川家のルーツ・松平氏発祥の地に建つ東照宮

松平東照宮は、松平家の居館にあった氏神(八幡神社=「産八幡の宮」)に元和5年(1619年)、松平郷松平家9代・松平尚栄(まつだいらなおよし)が久能山東照宮から徳川家康の分霊(東照大権現)を加えて祀ったもの。
東照宮と改称したのは昭和58年のこと。

岡崎城で竹千代(のちの徳川家康)が生まれたときに境内に残る井戸の水を汲み、早馬を走らせて岡崎に届けたと伝えられる「家康産湯の井戸」も現存(岡崎城二の丸にも産湯の井戸はある)。
松平東照宮の南と西には水濠が残されていますが、関ヶ原の合戦後、松平尚栄が築いたもの(当時、松平家の屋敷内に「産八幡の宮」がありました)。

また拝殿の漆絵の天井画は、徳川家康公400年祭メモリアル事業として、地元の漆芸家・安藤則義(あんどうのりよし・笹平工房)が2年の歳月をかけ平成27年に完成した見事なもの。
108枚の漆絵には松平郷の草花が描かれています。

徳川家康は、安祥城(あんじょうじょう)、岡崎城を居城とした安祥松平家の流れですが、そのルーツは、この松平郷です(家康は、源氏由来の徳川姓を強引に名乗り、直系のみ徳川姓を許し、親類縁者に松平姓を与えました)。
ただ、平野部での松平氏は、農業生産量の増加、舟運などの活用もあって戦国大名へと発展しますが、松平郷を領有した土豪の松平氏は、徳川幕府のもとで旗本を務めたにすぎません。

4月(4月17日の直前の土日)の『松平春まつり』には、現在も『お水取り』が行なわれ、故事を今に伝えています。
また2月第2日曜には厄除けの裸まつりである『天下祭』も開催。
境内には松平家に関する資料を展示する「松平郷館」が建っています。

同じ松平郷には、江戸時代に10万石待遇で東海道を籠で往復し、将軍家先祖の菩提寺として扱われた高月院(松平家墓所)、武家屋敷風の休憩所「天下茶屋」もあります。
松平氏館跡(松平東照宮)、松平城跡、大給城跡、高月院は、松平氏遺跡として国の史跡になっています。

松平東照宮
松平東照宮
名称 松平東照宮/まつだいらとうしょうぐう
所在地 愛知県豊田市松平町赤原13
関連HP 松平郷公式ホームページ
電車・バスで 名鉄豊田市駅からとよたおいでんバスで30分、松平郷下車、徒歩10分
ドライブで 東海環状自動車道豊田松平ICから約8km
駐車場 松平郷駐車場(50台/無料)
問い合わせ 松平東照宮 TEL:0565-58-1621
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
高月院(松平家墓所)

高月院(松平家墓所)

徳川家のルーツ、松平氏の発祥の地・松平郷(愛知県豊田市松平町)にある浄土宗の寺、高月院(松平家墓所)。貞治6年(1367年)、松平郷の郷主・在原信重( ありわらののぶしげ=在原業平の子孫とも伝えられる)が寂静寺として創建。在原信重

岡崎城

岡崎城(愛知県岡崎市)は、徳川家康が出生した城として有名。天守は明治時代に取り壊され、現在の天守は、昭和34年の再建で、1617年(元和3)に本多忠利が再建したものをモデルとしたもの。2〜4階は、江戸時代の岡崎を紹介する資料館として公開され

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