花岳寺

中世に吉良荘を領有した吉良氏は、西条と東条に分かれていましたが(家康に仕えた吉良義安が統一)、東条吉良氏の菩提寺として創建されたのが臨済宗妙心寺派の寺、花岳寺(かがくじ)。江戸時代には高家(こうけ=徳川幕府で儀式や典礼を司る役職)となった旗本吉良家の崇敬を受け繁栄しました。現存する本堂も名君と伝わる吉良上野介ゆかり。

現存する本堂は吉良上野介義央の寄進

現存する本堂は1684(貞享元)年、吉良上野介義央が姉・光珠院の菩提を弔うために寄付された祠堂金(しどうきん=霊の供養や祠堂の建設などのため寺に寄進する金)を元に再建。
江戸時代の禅宗の方丈形式を伝える貴重な建物で、国の登録有形文化財になっています。

寺宝の「御柏原天皇宸翰御消息」((ごかしわばらてんのうしんかんごしょうそく)は、吉良上野介義央の父、・吉良義冬(きらよしふゆ)寄進の品で、国の重要文化財に指定されています。

花岳寺
名称 花岳寺/かがくじ
Kagakuji Temple
所在地 愛知県西尾市吉良町岡山山王山67
関連HP 西尾市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 名鉄上横須賀駅から徒歩25分
ドライブで 東名高速道路音羽蒲郡ICから約23km
駐車場 華蔵寺駐車場を利用
問い合わせ 花岳寺 TEL:0563-35-1131
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

『忠臣蔵』の舞台を旅する (4)西尾市にあるゆかりの地へ!

2017年12月9日

 

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