聖崎展望台(聖崎公園)

聖崎展望台

知多半島の先端に位置する愛知県知多郡南知多町。その三河湾側に位置する大井漁港を見下ろす展望地が聖崎展望台(聖崎公園)。大井漁港は、空海(弘法大師)が上陸したと伝えられる土地。沖に浮かぶ二子島には13尺の大師像が立てられています(大潮の時のみ歩いて渡ることが可能)。

空海上陸の伝説のある岬に建つ展望台

聖崎展望台

港を見下ろす高台は園地として整備され、港から聖崎展望台へはウッドチップの敷き詰められた遊歩道が整備されています。
聖崎展望台には東屋を兼ねた展望塔が建ち、ここに上れば三河湾を箱庭のように眺めることができます。
国土地理院の地形図には聖崎という記載はないのですが、字名が聖崎なので、空海上陸地伝承に因んだ地名であることがわかります。

河津桜が50数本植栽され、例年2月下旬〜3月上旬にかけて見頃を迎えます。

師崎港周辺が混雑するときでもここは人影がまばらな場所、つまりは穴場なので、GWなどの多客期にはぜひ寄り道をおすすめ。

「聖崎バーベキュー場」もあり、こちらは場所の提供だけなので、活魚料理の宿「三好屋旅館」(TEL0569-63-0303)へ申し込みが必要。

空海(弘法大師)は、弘仁5年(814年)、諸国行脚の途中に三河から船で知多半島を南下し、大井聖崎に上陸、医王寺と岩屋寺で護摩修法した後、野間から伊勢路に向かったという話が地元大井の町に伝わっています(空海41歳の時のことになります)。
ただし、高野山を下賜される以前の空海は、京・高雄山寺(後の神護寺)を拠点としており、史実には知多半島への来訪は記録されておらず、知多四国霊場が開創されたのも江戸時代後期のこと。

聖崎展望台(聖崎公園)
名称 聖崎展望台(聖崎公園)/ひじりざきてんぼうだい(ひじりざきこうえん)
所在地 愛知県知多郡南知多町片名
関連HP 南知多町公式ホームページ
電車・バスで 名鉄河和線名鉄河和駅より知多バス師崎港行きで17分、大井下車、徒歩20分
ドライブで 南知多道路豊丘ICから約3km
駐車場 聖崎駐車場(30台/無料)
問い合わせ 南知多町建設課 TEL:0569-65-0711/FAX:0569-65-0694
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
弘法大師上陸地

弘法大師上陸地

愛知県知多郡南知多町の大井漁港入口の磯に建つのが弘法大師像。ここが、弘法大師上陸地という伝承の地。空海(弘法大師)は弘仁5年(814年)、諸国行脚の途中に(空海41歳の時)三河から船で大井浜に上陸したと伝えられているのです。裏付けはないので

 

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