稲荷山茶園公園

稲荷山茶園公園

「深い緑、上品な香り、おだやかなうまみとコクが特徴」という愛知県西尾市の「西尾の抹茶」。抹茶生産では国内シェア3割を有し、全国有数の抹茶生産地になっています。それでいて、茶の産地としては愛知県外にはまだまだ無名。そんな西尾で茶畑が広がる様子を見学できるのが稲荷山茶園公園(いなりやまちゃえんこうえん)です。

新緑が美しい茶摘みシーズンは5月上旬~下旬

稲荷山茶園公園

『八十八夜行事』の茶摘み

西尾市の北西部の矢作川(やはぎがわ)左岸一帯に広がる丘陵地が稲荷山茶園。
西尾市全体の茶畑(200ha)の半分にあたる100haがこの稲荷山茶園です。

全国の品評会でも優秀な成績を得るのは、実は、稲荷山一帯の土地が水はけの良い砂が混ざった赤土の層となっていることが大きな要因なんだとか。
矢作川がもたらす適当な湿度が保たれるというのも茶の生産にとっては重要な要素です。
茶摘みは例年5月上旬~6月上旬頃で、摘み子さんたちの作業風景も見学できます。
「一番茶の茶摘み体験と抹茶工場見学」という体験も可能(西尾市観光協会に問い合わせを)。

毎年八十八夜には『八十八夜行事』として稲荷山茶園公園で、かすり姿の女性が茶摘みを行なっています。

西尾の茶は、文永8年(1271年)創建の実相寺(じっそうじ)境内に、聖一国師(しょういちこくし)が、茶種を撒いたのが始まりといい(静岡茶の創始と同じ)、徳川家康の伯母を弔うために創建された紅樹院(こうじゅいん)は、西尾に茶産業を広めた「茶祖の寺」として知られています。

西尾で茶の生産が本格化したのは明治以降。
大正後期頃にてん茶(抹茶の粉に挽く前の原料)の生産が中心となり、「西尾の抹茶」ブランドが確立されていきます。

「西尾の抹茶」が特許庁の地域ブランド(地域団体商標登録制度)に認定されたのは平成21年のこと。
詳しくいえば、「愛知県西尾市・安城市・幡豆郡吉良町で生産された茶葉を同地域においててん茶加工・仕上げ精製し、茶臼挽(ひ)きした抹茶」が「西尾の抹茶」です。

「西尾の抹茶」製茶工場見学は、株式会社あいや、株式会社葵製茶、株式会社松鶴園で行なわれていますが、いずれも予約が必要。
「あいや西尾の抹茶ミュージアム 和く和く」は予約で工場見学、ブレンド体験、茶室で抹茶、抹茶の購入などが可能です。
西尾市文化会館の伝想庵、西尾市歴史公園の旧近衛邸などで一服できます。

抹茶ポスト

西尾市の中央通り井桁屋公園に置かれた抹茶ポスト

稲荷山茶園公園 DATA

名称 稲荷山茶園公園/いなりやまちゃえんこうえん
所在地 愛知県西尾市上町稲荷山
関連HP 西尾市観光協会ホームページ
電車・バスで 名鉄桜前駅から徒歩30分
ドライブで 国道23号(岡崎バイパス)藤井ICから約4km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 西尾市観光協会TEL:0563-57-7882
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

実相寺

2018.01.29
 

 

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プレスマンユニオン編集部

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