志賀重昂墓所

志賀重昂墓所

愛知県岡崎市の東公園(ひがしこうえん)にあるのが志賀重昮墓所(しがしげたかぼしょ)。志賀重昮は、文久3年11月15日(1863年12月25日)、三河国岡崎康生町(現・岡崎市康生町)に生誕。札幌農学校などに学び、世界的な地理学者となって、『日本風景論』などを著しています。

世尊寺の境内地だった墓所が現存

志賀重昂墓所
志賀重昂像

東海地区では、日本ライン(大正2年)、恵那峡(大正9年)などを命名した志賀重昂。
墓所は、遺言により東京府北澤村(東京都杉並区下高井戸)の宗源寺に埋葬され(宗源寺開基碑を記しています)、昭和5年、岡崎市の世尊寺(志賀重昂の発願で建立)にも分骨されています。

東公園内には昭和50年建立の志賀重昂像、志賀重昂墓所がありますが、墓所はもともと世尊寺の境内地だったもの。
また、東公園にある「三河男児歌碑」は、昭和35年、岡崎市が建立したもの。
薩長藩閥政府に牛耳られている明治の世相を慨嘆し、三河人の士気を鼓舞した歌です。

志賀重昂は、国粋主義を標榜する機関誌『日本人』を創刊するなど、明治政府が推進する欧化主義に反発。
「西欧文明は、咀嚼し消化してから取り入れるべきだ」と主張し、ナショナリズムの昂揚期に国粋保存主義の論陣を張り、日清戦争勃発の年に『日本風景論』を出版しています。

志賀重昂墓所
『三河男児』歌碑
志賀重昂墓所
名称 志賀重昮墓所/しがしげたかぼしょ
所在地 愛知県岡崎市欠町大山田1
関連HP 岡崎市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 名鉄東岡崎駅から市民病院行きバスで20分、東公園口下車、徒歩5分
ドライブで 東名高速道路岡崎ICから約2km
駐車場 北駐車場・南駐車場、東駐車場(419台/無料)
問い合わせ 東公園管理事務所 TEL:0564-24-0050
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
東公園

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