愛知県岡崎市夏山町を走る国道473号沿いにある巨大なクスノキが寺野の大楠(愛知県の天然記念物「寺野の大クス」)。樹高36m、幹周り12mで推定樹齢は1000年という大木です。数メートルの断崖上に成育し、木の真下寺野薬師堂が建っています。
廃仏毀釈で廃寺となった正法寺境内の大楠
明治27年の暴風雨で折れた一の枝は、枝廻り2m50cmもあり、当時の金額で75円の値がつき、明治末に折れた枝も100円で売れたので農村歌舞伎の芝居が上演できたと伝えられています。
現存する寺野薬師堂は、弘化3年(1846年)の再建で、三間四方の寄棟造り。
江戸時代には正法寺という寺がありましたが、明治初年の廃仏毀釈で廃寺となり、薬師堂だけ残ったもの。
寺野の大楠は、岡崎市内では、切山の大杉(愛知県の天然記念物)と並ぶ巨木です。
また、同じ岡崎市夏山町には、愛知県道333号(切山夏山線)沿いに夏山の大杉(夏山の根上り杉)もあるので、時間が許せばあわせて見学を。
寺野の大楠 | |
名称 | 寺野の大楠/てらののおおくす |
所在地 | 愛知県岡崎市夏山町ミヤマ |
関連HP | 岡崎市公式ホームページ |
ドライブで | 新東名高速道路岡崎東ICから約5.5km |
駐車場 | 寺野薬師堂の敷地内に駐車可 |
問い合わせ | 岡崎市環境部環境政策課環境施策係 TEL:0564-23-6921 |
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