呼続駅

呼続駅

愛知県名古屋市南区呼続1丁目にある、名鉄名古屋本線の駅が、呼続駅(とびつぎえき)。大正6年3月7日、名鉄の前身、愛知電気鉄道の駅として開業した歴史ある駅で、駅の北側に桜並木で有名な山崎川が流れ、西には名鉄に沿って南北に東海道が伸びています。名鉄の難読駅名のひとつ。

難読地名の由来は、渡し船の運航状況の伝達!?

呼続駅

名古屋市内にありながらのどかなローカル駅で、本線のため通過列車が多いのが特徴。
しかもこの区間は呼続、桜、本笠寺、本星崎と通過駅が連続するため、通過列車はかなりのスピードで走り抜けていきます。

呼続という地名は、熱田・宮宿からの渡し船(七里の渡し)が出航の有無を、鳴海宿などに呼び継いだのが由来ともいわれますが、鎌倉時代の笠覆寺(笠寺観音)文書にも「呼続の浦」の名がすでにあるので、七里の渡し(江戸時代)以前からの名であることがわかります。

東海道の宿駅制度が制定され、七里の渡しと呼ばれる以前、鎌倉時代〜室町時代にはすでに熱田と桑名方面を結ぶ海上交通は利用されているので、実際に伊勢湾の凪(なぎ)の状態を、街道沿いに伝えたのかもしれません。

山崎川を挾んで瑞穂台地と笠寺台地の間の低地が、呼続の浜。
愛知県の地名の由来となった年魚市潟(あゆちがた)の一部で、呼続駅の南にある白豪寺の前を通るのが鎌倉街道で、境内には「年魚市潟勝景跡」が立っています。

呼続駅
名称 呼続駅/よびつぎえき
所在地 愛知県名古屋市南区呼続1-1-17
関連HP 名鉄公式ホームページ
問い合わせ 金山駅 TEL:052-683-7840
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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