【コスパで選ぶリゾートホテル 南東北編】会津アストリアホテル

夏休み、比較的手近で、しかもエコノミー、それでいてリゾート気分を満喫したいという欲張りな条件を叶えてくれるのが、会津アストリアホテル。場所は福島県南会津郡南会津町。尾瀬・檜枝岐の福島県側入口、標高1000mの会津高原に建ち、南会津町などが出資する会津高原リゾートが経営しています。

家族、グループなら和洋室利用、夕食は郷土色豊かなブッフェ

かつては日光アストリアホテルと同様に、東武系のホテルでしたが、平成14年に会津高原たかつえスキー場とともに会津高原リゾートに経営移管されたホテル。
いわば3セクのホテルなので、かつてのような東武ホテル的なサービスは期待できませんが、料金的にも手頃で、しかも地元の食材が提供されています。

会津高原たかつえスキー場に付帯するメイン施設ということで、当然、スキーシーズンがオンシーズン。
夏休みはオフシーズンなので、ツインに泊まってお盆でも1泊2食付き1万5000円程度（夕食はブッフェ）、お盆を外せば、1万2000円程度で宿泊できるので、ファミリーにはありがたい料金設定。

しかも尾瀬沼に日帰りで手軽に探勝できる沼山峠も近いので、連泊して尾瀬探勝という手もあるのです。
列車利用の場合も、野岩鉄道・会津高原尾瀬口駅からホテルまで無料送迎シャトルバス（宿泊者専用）を運行しているので、浅草から東武特急「リバティ会津」に乗車し、無料送迎シャトルバスに乗り継げばOKです。
ホテル周辺にはジップラインもあってファミリー、カップルで楽しむことができます（身長120cm以上、有料）。

ファミリー、グループなら48平米という和洋室もあり、こちらも手軽な料金で宿泊できます。
しかも大浴場は温泉（単純温泉）で、露天風呂も備わっています。

ただし、3セクの宿だけにアメニティなどは期待できないので（部屋にも冷蔵庫がありません）、その点に目をつぶり、郷土食をアレンジして特色あるディナーブッフェ、広々とした部屋などを考えれば、コスパは最高といえるでしょう。

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