茶釜の滝

鹿角市の三方高(1221.8m)、三ツ又森(1118.7m)を源にする夜明島川の上流にある秘瀑。国土地理院の地形図にも下流の泊滝の記載はありますが、茶釜の滝は滝マークがあるのみで滝名は記されていません。まさに八幡平山中の秘瀑。それでいて「日本の滝百選」に選定されています。

茶釜の滝を眺めるには探検が必要で、「三大難攻滝」のひとつ

標高770m内外に位置し、落差は100mほど。

夜明島渓谷入口から2時間ほど、本格的な沢登りが必要で、「日本の滝百選」選定の名瀑のなかでは、双門の滝(奈良県吉野郡天川村)、御来光の滝(愛媛県上浮穴郡久万高原町)と並んで「三大難攻滝」といわれています。

夜明島渓谷には下流から泊滝、ハネ滝、モッコ滝、夫婦滝、ミソギ滝、虎ノ尾滝、ククリの滝、白布滝と滝が連続。
茶釜の滝と別の沢には雲上の滝(落差30m)も懸かっています。
川沿いのルートは、鎖場、ハシゴなどの危険箇所があるほか、水中を歩くなどまさに沢登りのエキスパート向け。
ロープがフィックスされている場所もありますが、渡渉回数が多いので体力と経験のある人以外は、入山しないほうが無難です。

国道341号の大場谷地から山越えするルートは道に迷いやすいという難点が。

大雨や台風の後では、道が荒れている可能性があります。
川沿いのルート、山越えのルートともに、入山にあたっては、事前に、十和田八幡平観光物産協会に確認を。

茶釜の滝
名称 茶釜の滝/ちゃがまのたき
所在地 秋田県鹿角市八幡平黒沢
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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