秋田県南秋田郡大潟村(おおがたむら)にある、八郎潟の干拓の歴史を紹介するミュージアムが大潟村干拓博物館。琵琶湖に次ぐ日本第2の広さを有する八郎潟が干拓され、「日本のオランダ」ともいえる海水面より低い、大潟村が誕生したのは昭和39年10月1日のことです。
八郎潟干拓、大潟村誕生の歴史を学ぶ
八郎潟の干拓は、堤防を築き、排水路を掘り、水を汲み出し、土地を乾燥させる「国営干拓事業」、道路整備、圃場整備、集落・公共施設・農業用施設の整備、入植者の指導といった大潟村の社会基盤を整える「八郎潟新農村建設事業団事業」の2つの事業で成り立ち、整備された土地は、中央干拓地(現在の大潟村)が15666ha、周辺干拓地が1573haという広大なものです。
常設展示は、八郎潟の全貌、八郎潟干拓の経緯と大潟村の歴史を、頭上の海面とジオパーク、潟の記憶、大地創造劇場、新生の大地、豊かなる大地、大地との共生の6テーマで解説。
「入植者お茶の間劇場」では、昭和31年〜昭和52年までの貴重なニュース映像などを視聴できます。
ちなみに、堤防に囲まれた干拓地である大潟村には自然の山はありませんが、標高0mの大潟富士は、周囲からの比高が富士山の1000分の1となる3.776m(周辺の干拓地の標高がマイナス3.776m)。
国土地理院の地形図にも掲載されるため、「日本一の低山」ということに。
大潟村干拓博物館 | |
名称 | 大潟村干拓博物館/おおがたむらかんたくはくぶつかん |
所在地 | 秋田県南秋田郡大潟村西5-2 |
関連HP | 大潟村干拓博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR鹿渡駅からタクシーで15分 |
ドライブで | 秋田自動車道琴丘森岳ICから約13km |
駐車場 | 40台/無料 |
問い合わせ | 大潟村干拓博物館 TEL:0185-22-4113/FAX:0185-22-4115 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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