葦毛崎展望台

国指定の名勝、種差海岸の一角にある葦毛崎展望台(あしげざきてんぼうだい)。周辺は原生花園で、初夏から夏にかけてハマナス、ニッコウキスゲ、ハマヒルガオなどが咲き乱れます。要塞のような雰囲気の展望台ですが、実際に幕末には異国船の監視、太平洋戦争末期には日本軍も監視所を設けたという場所。

種差海岸の原生花園にある展望台

もともと種差海岸は、南部馬の放牧地。海岸背後の芝生は、その名残で、昭和40年ころまでは実際に放牧が行なわれていました。
葦毛崎という地名も、放牧された葦毛(あしげ=灰色の毛)の馬から。
現在では三陸復興国立公園の展望スポットになっています。

太平洋戦争末期、昭和20年7月14日に始まった八戸空襲は本土上陸の地ならしとされ、高舘飛行場(現・陸上自衛隊八戸駐屯地横)や市街地が空襲にあって多大な被害を生んでいます。
葦毛崎には海軍電探基地(海軍レーダー基地)があり、今の円形の展望台はその土台を活かしています。

「みちのく潮風トレイル 種差海岸遊歩道」も通り、北に鮫角灯台へは徒歩10分、南に中須賀海岸へ徒歩10分、白浜の大須賀。

昼は大海原が広がり、夜は漁り火が美しく煌めきます。

葦毛崎展望台
名称 葦毛崎展望台/あしげざきてんぼうだい
所在地 青森県八戸市鮫町日蔭沢
関連HP 一般財団法人VISITはちのへ公式ホームページ
電車・バスで JR八戸駅から種差海岸遊覧バスうみねこ号で葦毛崎展望台前下車
ドライブで 八戸自動車道八戸ICから約13km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 八戸市観光課 TEL:0178-46-4040/FAX:0178-46-5600

種差海岸

2017年7月12日

東山魁夷『道』の碑

2017年7月12日

鮫角灯台

2017年7月11日

 

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