階段国道

津軽半島(青森県)の突端、龍飛崎(たっぴざき=竜飛崎)の突端へとのびる国道339号。道は最後に車道から362段の階段となり海岸へと下りますが(標高差70m)、なんとその階段にも国道の表示が。これが全国唯一の「階段国道」。総延長388.2mの歩行者専用の国道で今では観光名所となっています。国道表示の横でぜひ記念撮影を!

三厩から先の海上国道は、目下断絶中!

階段上部の下り口
海岸めがけて一気に下ります
国道339号は、青森県弘前市(高田交差点)を起点に、青森県東津軽郡外ヶ浜町(国道280号交点)までの全長125.1kmの国道。
津軽半島の中央部を南北に縦断する国道で、その最後の部分が龍飛崎。
この先は、三厩港(みうまやこう)から海上国道(国道280号)で、北海道福島町の福島港を結んでいましたが、現在、フェリーの航路(三福航路)は休止となっています。

なぜ階段国道が生まれたの!?

階段国道の中間部分。晴れた日には北海道(渡島半島)が意外に近くに!

もともと村道だったものが県道、国道へと昇格したもの。
なぜ国道になったのかは、担当の役人が書類上で国道昇格を決定し、現地を知らなかったからとか。

国道に指定されるまでは実は坂道の下の方から中腹までは階段がありましたが、上部にはありませんでした。
坂道の中腹に竜飛中学校、坂道の上に竜飛小学校があり(現在は廃校に)、狭く急な坂道を竜飛中学校や小学校に通う児童、生徒らが利用することから、怪我をしないようにと青森県により階段が整備されたのが始まり。

昭和49年11月12日に重要な路線であることから国道指定されました。
平成5年〜平成8年に、青森県が階段の再整備を行ない、さらに立派な「階段国道」となっています。

階段国道
名称 階段国道/かいだんこくどう
所在地 青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜
関連HP 外ヶ浜町公式ホームページ
電車・バスで JR三厩駅から外ヶ浜町循環バス龍飛行きで40分、龍飛崎灯台下車、すぐ
ドライブで 東北自動車道浪岡ICから約83km
駐車場 道の駅みんまや駐車場(180台/無料)
問い合わせ 外ヶ浜町産業観光課 TEL:0174-31-1228
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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