青森県深浦町の深浦海岸を走るJR五能線は、鉄道の車窓風景の中で、国内屈指の絶景といわれる場所です。とくに深浦海岸・行合崎(ゆきあいざき)、塩見崎・黒島あたりの海岸は沿線随一の景勝地。併走する国道101号の車窓からの眺めも雄大ですが、時間が許せば五能線に乗車するのもおすすめです。
深浦の美しい海岸を車窓から見学
展望車連結の快速「リゾートしらかみ」も秋田~青森間に運転(新幹線接続は秋田駅、新青森駅で)。
全車指定席なので乗車にあたっては乗車券のほかに指定席券が必要です。
途中の深浦駅は、かつて北前船で風待ち湊として栄えた場所で、風情ある家並みも残されています。
深浦駅から徒歩20分の「風待ち舘」は、日本遺産にも認定の深浦の北前船関連遺産を紹介するガイダンス施設にもなっています。
深浦駅から北に歩いた大岩海岸の大岩は、国道から岩に通じる遊歩道があり、散策できる貴重な場所。
千畳敷駅の目の前に広がる千畳敷は、寛政4年12月28日(1793年2月8日)の西津軽地震(青森県大戸瀬崎の沖合13kmが震源のM7〜M7.5程度の地震)で3.5mほど隆起して生まれたという岩畳で、「リゾートしらかみ」も見学時間を設けるほどの沿線屈指の景勝地です。
驫木駅(とどろきえき)は、全国屈指の難読駅、そして絶景駅として鉄道ファンには知られています。
時化(しけ)の時には波がかぶることもあるという波打ち際の駅は、「タンポポみたいに旅にでた。」というキャッチコピーとともに青春18きっぷのポスターに使われて一躍有名に。
オートキャンプでは行合崎海岸にある行合崎キャンプ場が人気。
芝生に覆われた行合崎には、初夏ならニッコウキスゲの大群落が美しい花を咲かせます。
ドライブの場合は、行合崎キャンプ場入口、五能線の線路を跨ぐ手前の広い駐車場(行合崎キャンプ場の駐車場)に車を入れるのがおすすめです。
深浦海岸(五能線) | |
名称 | 深浦海岸(五能線)/ふかうらかいがん(ごのうせん) |
所在地 | 青森県西津軽郡深浦町深浦 |
関連HP | JR東日本秋田支社公式ホームページ |
電車・バスで | JR深浦駅下車、徒歩10分 |
ドライブで | 東北自動車道浪岡ICから約70km |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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