青森県弘前市にあるレトロな洋館が旧東奥義塾外人教師館。明治36年に弘前市東奥義塾(現・東奥義塾高等学校)に招聘されていた英語教師の宿舎として建設された洋館。昭和62年に弘前市に寄贈され一般公開されています。青森県の重宝。隣接して旧弘前市立図書館が建っています。
東奥義塾に招かれた英語教師の宿舎
東奥義塾は、藩校・稽古館を引き継ぐ形で明治5年に青森県内で最初に開校した私学(弘前漢英学校)で、明治11年の『日本奥地紀行』(Unbeaten Tracks in Japan)の著者イザベラ・バード(Isabella Lucy Bird)は「カレッジ」と記しています。
東奥義塾は、旧藩主からの財政支援も途絶え、財政難であることから明治34年に弘前市に移管されましたが、その際に火災で焼失していた外人教師館として建てられたもの。
明治43年に県立に、その後、大正2年にいったい廃校になりましたが、大正11年に私学として復興しています。
館内には、明治期の外国人の生活を再現し、家具などが配され、往時を偲ぶことができます。
明治33年にアメリカのメソジスト・ミッションボード、宣教師アレキサンダーが設計し、本間俊平(ほんましゅんぺい)が施工したものと推測されています。
1階にはランチや手作りケーキが人気の「サロンドカフェアンジュ 」(salon de cafe Ange )も入居。
旧東奥義塾外人教師館 | |
名称 | 旧東奥義塾外人教師館/きゅうとうおうぎじゅくがいじんきょうしかん |
所在地 | 青森県弘前市下白銀町2-1(追手門広場内) |
関連HP | 弘前市公式ホームページ |
電車・バスで | JR弘前駅から弘南バス市役所方面行きで15分、市役所公園入口下車、すぐ |
ドライブで | 東北自動車道大鰐弘前ICから約11km |
駐車場 | 弘前市立観光館駐車場(100台/1時間まで無料、以降有料)、弘前文化センター駐車場(110台/1時間まで無料、以降有料)もあり |
問い合わせ | 弘前市文化財課 TEL:0172-82-1642 |
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