唐招提寺・鼓楼

唐招提寺の金堂・講堂と礼堂に挟まれて建つのが鼓楼(ころう)。鎌倉時代の1240(仁治元)年築の入母屋造り、本瓦葺きの2階建ての楼閣で、国宝。西側の鐘楼と対をなして建つのですが、現在では鑑真和上が唐から請来した如来舎利三千粒(にょらいしゃりさんぜんりゅう)を奉安しているため、「舎利殿(しゃりでん)」となっています。

鼓楼とはいうものの、内部には貴重な仏舎利を収納

如来舎利三千粒(仏舎利)は、鑑真和上がわざわざ唐から仏舎利を収めるために持参したという中国唐代のペルシャ製ガラス容器の「白瑠璃舎利壺(はくるりしゃりこ)」(国宝)に収納され、さらにレース状の「方円彩糸花網(ほうえんさいしかもう)」(国宝)に包まれ、南北朝時代に作られた「金亀舎利塔(きんきしゃりとう)」(国宝)に入れられて、堂内の厨子(ずし)に安置されています。

まさに、唐招提寺の創建にかかわる重要な宝物になっています。

毎年、5月19日に行なわれる梵網会(ぼんもうえ=通称「うちわまき」)の際には、この建物の楼上から縁起物のうちわが撒かれます。

唐招提寺は世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産となっています。

唐招提寺・鼓楼
名称 唐招提寺・鼓楼/とうしょうだいじ・ころう
Toshodaiji Temple, Koro
所在地 奈良県奈良市五条町13-46
関連HP 唐招提寺公式ホームページ
電車・バスで JR奈良駅から奈良交通バス六条山行きで17分、唐招提寺下車すぐ。または近鉄橿原線西ノ京駅から徒歩10分
ドライブで 京奈和自動車道木津ICから約7.5km
駐車場 150台/有料
問い合わせ 唐招提寺 TEL:0742-33-7900/FAX:0742-33-5266
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

唐招提寺

2017年11月23日

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2017年11月23日

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唐招提寺・経蔵

2017年11月22日

唐招提寺・講堂

2017年11月22日

唐招提寺・金堂

2017年11月22日

 

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