唐招提寺・御影堂

唐の高僧・鑑真和上(がんじんわじょう)は、度重なる難航海と両目失明という苦難の末に渡来、754(天平勝宝6)年に東大寺に到着しました。759(天平宝字3)年、東大寺戒壇院を退き、唐招提寺を創建。国宝の鑑真和上像を安置するのが御影堂(みえいどう)です。

鑑真和上の肖像彫刻(国宝)を安置する堂

763(天平宝字7)年、弟子たちが師の大往生を予知して造った像高80.1cmの乾漆鑑真和上坐像は、現存する最古の肖像彫刻で国宝。
肖像彫刻としては異例の、目を閉じた形です。

現在、像は鑑真和上御影堂に安置され、開山忌前後の6月5日〜7日にのみ開扉されています(平成大修理事業中は新宝蔵で公開)。

御影堂の文化財指定名称は「旧一乗院宸殿殿上及び玄関」。
建物自体は興福寺の子院だった一乗院(廃寺)の遺構で、1649(慶安2)年の建立。

明治以降は県庁、奈良地方裁判所の庁舎として使われたものを昭和38年に移築復元したもの。
障壁画は昭和46年〜昭和57年に東山魁夷が描いています。

唐招提寺は「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録。

唐招提寺・御影堂
名称 唐招提寺・御影堂/とうしょうだいじ・みえいどう
Toshodaiji Temple,Mieido
所在地 奈良県奈良市五条町13-46
関連HP 唐招提寺公式ホームページ
電車・バスで JR奈良駅から奈良交通バス六条山行きで17分、唐招提寺下車すぐ。または近鉄橿原線西ノ京駅から徒歩10分
ドライブで 京奈和自動車道木津ICから約7.5km
駐車場 150台/有料
問い合わせ 唐招提寺 TEL:0742-33-7900/FAX:0742-33-5266
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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