津軽峠(白神ライン)

日本海沿いの深浦町・陸奥岩崎駅近くから白神山地の北部を通過し、弘前市に至るのが白神ラインと呼ばれる青森県道28号(岩崎西目屋弘前線)。もともとは昭和37年に起工し、昭和48年に完成した弘西林道が前身。深浦町側から一ツ森峠、天狗峠、津軽峠と3つの峠越えのあるユニークな道で、西目屋村と深浦町の境にあるのが津軽峠です。

白神ライン途中の展望&散策スポット

津軽峠(標高650m)は、西津軽郡と中津軽郡の境界に位置していますが、峠の名の由来は、西側に流れる津軽沢の源頭に位置することから。
津軽峠を通る白神ラインの前身が、弘西林道だったのは、白神山地が地元では弘西山地と呼ばれていたことに由来しています。

津軽峠西側の津軽峠駐車帯からは太夫峰(たゆうみね/1163.9m)、向白神岳(むかいしらかみだけ/1250m)、白神岳(1235m)、天狗岳(957.9m)を眺望。

また津軽峠鞍部の駐車場に車を置けば、「ぶな巨木ふれあいの径」を利用して、推定樹齢400年というブナの巨木「マザーツリー」へは270m。
マザーツリーから少し歩けば、尾太岳展望所(おっぷだけてんぼうしょ)、岩木山展望所も設置されています。

また津軽峠は津軽峠とアクアグリーンビレッジANMONを結ぶ「高倉森・自然観察歩道」の起点ですが、全コースを踏破すると4時間ほど懸かるので、峠の南側にそびえる高倉森(829.3m)の往復(2時間30分)が人気です。

津軽峠(白神ライン)
名称津軽峠(白神ライン)/つがるとうげ(しらかみらいん)
所在地青森県中津軽郡西目屋村川原平・西津軽郡鰺ヶ沢町
関連HP白神公社公式ホームページ
ドライブで東北自動車道大鰐弘前ICから約52km
駐車場津軽峠駐車場
問い合わせアクアグリーンビレッジANMON
TEL:0172-85-3021/FAX:0172-85-3023
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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