青森県十和田市、八甲田連峰の乗鞍岳(1449.9m)山麓のブナの森に眠るのが蔦の七沼(つたのななぬま)。蔦沼、鏡沼、月沼、ひょうたん沼、菅沼、赤沼の7つの沼の総称ですが、ひとつだけ北側に離れた沼が赤沼です。蔦の七沼周回の遊歩道から外れるため訪れる人の少ない秘沼ですが、実は透明度は日本第3位となっています。
透明度日本第3位という「底が見える」沼
平成3年度に行なわれた環境省の湖沼調査でも赤沼は透明度18.2mで摩周湖(28.0m/北海道弟子屈町)、倶多楽湖(22.0m/北海道白老町)に次いで第3位。
ところが、赤沼は水深18.2mしかないので、透明度18.2mということは、底がみえるということ。
実際の透明度はもっと大きいのかもしれないのです。
十和田樹海と呼ばれるブナが育む美しい湖水で、その神秘性は蔦の七沼随一です(人気の紅葉時に訪れる人もあまり多くはありません)。
蔦の七沼の月沼から歩く手もありますが、標高804mのピークを越えるので(標高差280mほどあります)、国道103号仙人橋駐車場から歩くほうがおすすめです(徒歩45分/標高差は120mほど)。
赤沼の畔からは乗鞍岳から派生するピークの赤倉岳を眺望します。
赤沼(蔦の七沼) | |
名称 | 赤沼(蔦の七沼)/あかぬま(つたのななぬま) |
所在地 | 青森県十和田市奥瀬蔦野湯 |
ドライブで | 第二みちのく有料道路三沢十和田下田ICから約42km。東北自動車道青森ICから約50km |
駐車場 | 仙人橋駐車場(10台/無料)を利用 |
問い合わせ | 奥入瀬渓流館 TEL:0176-74-1233 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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