青森県西津軽郡深浦町、五能線の千畳敷駅前一帯に広がる岩畳の海岸が千畳敷海岸。寛政4年12月28日(1793年2月8日)の西津軽地震(鯵ヶ沢地震)で当時、荒崎と呼ばれていた緑色凝灰岩の海食台地が隆起し、千畳敷海岸が誕生したもの。夏は海水浴も可能で、環境省の日本の水浴場55選にも選定。
地震で3.5m隆起して千畳の岩畳が誕生!
西津軽地震(青森県大戸瀬崎の沖合13kmが震源のM7〜M7.5程度の地震)では、千畳敷駅のひとつ西側の大戸瀬駅のある大戸瀬地区では3m50cmも隆起しているのです。
震源に近かった大瀬戸崎から荒崎(現・千畳敷)にかけて、3m以上の隆起があり、千畳敷海岸が誕生。
地震から日の浅い寛政9年(1797年)に刊行された民俗誌『津軽俗説選後々拾遺 千八百解』には、「深浦街道干潟になりて、今の街道者むかしの海中なりと云」と記されていることから、現在の深浦街道もかつては海中だったと推測できます。
この地震では、鰺ヶ沢にあった弁天崎が崩落し、海に沈んでいます。
7月上旬~8月中旬には、天然海水プールのある海水浴場もオープン。
シャワー、脱衣所、水洗トイレなどが備わり、食堂も営業します。
五能線の「リゾートしらかみ」(2号〜5号)は、千畳敷駅で散策時間を確保しています。
千畳敷海岸 | |
名称 | 千畳敷海岸/せんじょうじきかいがん |
所在地 | 青森県西津軽郡深浦町北金ヶ沢榊原 |
関連HP | 深浦町公式ホームページ |
電車・バスで | JR五能線千畳敷駅から徒歩1分 |
ドライブで | 東北自動車道浪岡ICから約57km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 深浦町観光課 TEL:0173-74-2111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag