浄土寺奥の院(浄土寺奥の院展望台)
広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山、浄土寺。境内の本堂、多宝塔が国宝であることで知られていますが、実はその背後の浄土寺山(標高178.5m)は、巨石が累々とする場所もあり、真言密教の修験の地で、山頂近くに浄土寺・奥の…
広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山、浄土寺。境内の本堂、多宝塔が国宝であることで知られていますが、実はその背後の浄土寺山(標高178.5m)は、巨石が累々とする場所もあり、真言密教の修験の地で、山頂近くに浄土寺・奥の…
広島県福山市の鞆の浦。鞆の浦が万葉の昔から瀬戸内海の良港であり、北前船の寄港地なのは仙酔島が風除け、防波堤の役目をしているから。仙酔島は周囲約5.2kmの小島で、「仙人が酔うほど美しい」というのが名の由来。仙酔岩体と呼ば…
慶応3年4月23日(1867年5月26日)、坂本龍馬ら「海援隊」メンバーを乗せた蒸気船「いろは丸」が、備讃瀬戸(箱崎と六島の沖合)で紀州藩の軍艦「明光丸」と衝突した「いろは丸事件」。龍馬と乗組員は、明光丸で鞆の浦に上陸。…
広島県福山市の瀬戸内海交易で栄えた鞆の浦(とものうら)。古き家並みが残される鞆の町並みからやや離れますが、弓状に突き出した半島や波止場、仙酔島などを一望にする後山の中腹、絶景地に建つのが、医王寺。空海(弘法大師)創建の寺…
広島県福山市の鞆の浦は、瀬戸内海交易、そして北前船の寄港ととして繁栄した歴史を有しています。鞆港の雁木に面して建つ白壁土蔵がいろは丸展示館。館内では、海援隊を組織した坂本龍馬が瀬戸内海を航行中に紀州藩の軍艦と衝突、鞆の浦…
広島県福山市鞆町の鞆の浦(とものうら)は北前船の寄港などで栄えた港町。鞆の港に入る船の目印となっていた石造の常夜灯が現存しています。寛政3年(1791年)に築かれたもので、今も鞆の浦のシンボルとなっています。その足下に広…
広島県福山市鞆町にある江戸時代の豪商で保命酒を醸した旧宅が太田家住宅。幕末に尊王攘夷派の三条実美ら七公卿も滞在したことから別名「鞆七卿落遺跡」とも。18世紀中期から19世紀前期に建てられた全9棟からなる住宅は、江戸時代、…
広島県福山市鞆町(ともちょう)にあり、「鞆の祇園さん」とも呼ばれるのが沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)。神功皇后(じんぐうこうごう)が霊石に綿津見命を祀り海路安全を祈ったことに始まると伝わる古社で、明治時代に渡守神社(わた…
広島市内で唯一の国宝建築物が、原爆投下の被害が軽微だった不動院・金堂。天井の墨書(ぼくしょ)から天文9年(1540年)築と判明し、国宝になっていますが、もともとは大内義隆が周防(すおう=現・山口県)山口に建てたもの。天正…
広島県広島市にある真言宗別格本山の寺が不動院。14世紀中頃、足利尊氏(あしかがたかうじ)と足利直義(あしかがただよし)の兄弟が、夢窓疎石の勧めにより、南北朝の戦乱で亡くなった後醍醐天皇以下の敵と味方の霊を慰めるために、諸…
広島県福山市北吉津町に鎮座する古社が艮神社(うしとらじんじゃ)。元和5年(1619年)、初代福山藩主・水野勝成(みずのかつなり)の福山城築城、城下町の町割りに際しては、城の鬼門・艮(うしとら=北東)の方位を鎮める守護神・…
広島県福山市にある高野山真言宗の寺、観音寺。福山藩初代藩主・水野勝成が福山城を築城する際、城郭の東北端、艮(うしとら)方角の鬼門守護のために建立されたと推定される寺社群が観音寺と艮神社。真言宗の寺院である観音寺の本堂から…
広島県尾道市は、大林宣彦監督の尾道三部作で知られるロケの町。宝土寺裏手にある階段が続く細い路地が千光寺新道で、尾道水道側からアプローチすると渡場通りから山陽本線を越え、一気に千光寺山に向かって登る雰囲気に。階段の横は石垣…
広島県福山市に鎮座する福山藩主・水野家ゆかりの神社が福山八幡宮。境内左奥に位置する聡敏神社(そうびんびんじゃ)は、初代の福山藩主である水野勝成(みずのかつなり)を祀った境内社。2代藩主・水野勝俊が福山城内に建立、その後、…
延喜元年(901年)、讒言(ざんげん)で流刑になった菅原道真が大宰府(だざいふ)に向かう途中で立ち寄ったのが尾道。地元の人々に親切にされたことに感謝して残した着物の片袖を御神体にしたと伝える神社が御袖天満宮(みそでてんま…
広島県福山市の福山城の北側、小高い丘(松廼尾山)に同型の社殿を持つ2つの神社が並ぶ、珍しいかたちの神社が福山八幡宮。福山藩初代藩主・水野勝成の福山城下町整備の際に、惣堂八幡宮(延広八幡宮)と野上八幡宮を城下に移し、4代藩…
広島県尾道市にある文和2年(1353年)に開山の時宗の古刹が西郷寺。林芙美子(はやしふみこ)の母校である尾道東高校(大正7年の進学時には尾道市立高等女学校)の近く、尾道の散策コースの途中に位置しています。流れるような屋根…
広島県尾道市の高台にある曹洞宗の寺、天寧寺(てんねいじ)。貞治6年(1367年)に尾道の道円の発願で足利義詮(あしかがよしあきら)の寄進により建立したのが天寧寺(てんねいじ)。代々の足利氏の庇護を受け、大伽藍を誇っていま…