不動院・金堂
広島市内で唯一の国宝建築物が、原爆投下の被害が軽微だった不動院・金堂。天井の墨書(ぼくしょ)から天文9年(1540年)築と判明し、国宝になっていますが、もともとは大内義隆が周防(すおう=現・山口県)山口に建てたもの。天正…
広島市内で唯一の国宝建築物が、原爆投下の被害が軽微だった不動院・金堂。天井の墨書(ぼくしょ)から天文9年(1540年)築と判明し、国宝になっていますが、もともとは大内義隆が周防(すおう=現・山口県)山口に建てたもの。天正…
広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山、浄土寺。 現存する多宝塔は、鎌倉時代末期,嘉暦3年(1328年)建立で国宝。やはり国宝になっている本堂と同様に、尾道の富豪、沙弥道蓮(しゃみどうれん)・比丘尼道性(びくに…
広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山、浄土寺。 嘉暦2年(1327年)建立の本堂は、 嘉暦3年(1328年)築の多宝塔とともに国宝。入母屋造本瓦葺き。和様を基調として禅宗様(唐様)、大仏様(天竺様)…
大同2年(807年)、空海(弘法大師)開基と伝えられる真言宗大覚寺派の古刹、明王院(江戸時代初期までは常福寺という律宗の寺)。明王院の五重塔は、南北朝時代の貞和4年(1348年)に建立された純和様の五重塔で、国宝。全国に…
大同2年(807年)、空海(弘法大師)開基と伝えられる真言宗大覚寺派の古刹、明王院(江戸時代初期までは常福寺という律宗の寺)。本堂は鎌倉後期の元応3年(1321年)に再建されたもので、和洋建築の桁行五間、梁間五間、一重、…
滋賀県大津市坂本にある日吉大社(ひよしたいしゃ)は、神仏習合時代から山王権現と呼ばれ、神代の昔から比叡山に鎮座する地主神(じぬしがみ)として、全国3800社余りある日吉神社、日枝神社、山王神社の総本宮。現存する社殿の大部…
広島県尾道市瀬戸田町、生口島(いくちじま)の聴音山公園の一角にある曹洞宗の寺が向上寺(こうじょうじ)。応永7年(1400年)、土地の地頭(じとう)・生口守平(いくちもりひら)が建立した禅寺で中国三十三観音霊場の11番札所…
永久3年(1115年)、醍醐寺第14世座主・勝覚僧正が創建した醍醐寺三宝院は、世界文化遺産「古都京都の文化遺産」の構成資産である醍醐寺の本坊的な存在で、歴代座主が居住する坊です。豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して自ら基本…
世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産のひとつ、真言宗醍醐派総本山・醍醐寺。下醍醐と山上の上醍醐に分かれていますが、下醍醐伽藍の中心が金堂。「醍醐の花見」を開いた豊臣秀吉の命で、紀州国湯浅(現・和歌山県湯浅町)の満願…
「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録される醍醐寺(だいごじ)。醍醐寺には、上醍醐、下醍醐の伽藍に、あわせて6棟の国宝、10棟の重要文化財の建物がありますが、下醍醐にある五重塔は父・醍醐天皇の冥福を祈るために第三皇…
山口県山口市にある瑠璃光寺は曹洞宗の寺で山号は保寧山。永平寺を大本山とする曹洞宗の寺のため、階段式の回廊が巡らされミニ永平寺といった感じ。五重塔は、大内文化花開いた室町時代、寺が香積寺だった頃のもので、嘉吉2年(1442…
島根県出雲市、出雲大社の社殿近くに建つ出雲の古代を詳細に解説する県立の博物館が島根県立古代出雲歴史博物館。中央ロビーには出雲大社境内から平成12年に発見された宇豆柱(うづばしら)を展示。常設展では、「出雲大社と神々の国の…
太山寺(たいさんじ)は、愛媛県松山市にある真言宗智山派の寺で、四国八十八ヶ所霊場第52番札所。山号は瀧雲山(りゅううんざん)。寺伝によれば用明2年(585年)頃創建され、天平11年(739年)、聖武天皇の勅願をうけて、行…
推古天皇24年(616年)、聖徳太子が開いたとも伝えられる広島県尾道市屈指の古刹が浄土寺。建武3年(1336年)2月、足利尊氏(あしかがたかうじ)は、九州に落ち延びる途中戦勝祈願に立ち寄り、勝利再起した後にその庇護を受け…
出雲大社(いずもおおやしろ)の本殿は八足門、楼門をくぐったなかにあり、一般の参拝者は八足門や周囲の瑞垣の外から眺めることになります。高さ24mの本殿は神社建築では日本一の高さを誇りますが、古代には東大寺大仏殿をしのぐ48…
島根県松江市大庭町にある神魂神社(かもすじんじゃ)は、出雲国造り家の祖を祀る古社で、神社自体が古代出雲文化を今に伝える文化遺産。「大庭の大宮さん」と地元では呼ばれています。祭神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)、伊弉諾尊(い…
三重県津市一身田町にある真宗高田派の本山。嘉禄元年(1225年)、親鸞の活動場所であった下野国(栃木県)に専修念仏の根本道場(如来堂)を開いたのが始まり。それが現在の本寺の専修寺=栃木県真岡市高田)で、戦国時代に火災で焼…
大同元年(806年)、征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の創建と伝えられる古刹が福井県小浜市の明通寺(みょうつうじ)。鎌倉・室町時代には幕府の帰依を受け、25の子院を擁していたという若狭の名刹です。鎌倉時…