祈念坂
長崎県長崎市、南山手らしい風景といわれる坂道が、祈念坂(きねんざか)。明治10年より以前に整備された石畳の道で、旧居留地時代の遺構として貴重なもの。町歩きの休憩所として利用される南山手レストハウスと、大浦天主堂(&nbs…
長崎県長崎市、南山手らしい風景といわれる坂道が、祈念坂(きねんざか)。明治10年より以前に整備された石畳の道で、旧居留地時代の遺構として貴重なもの。町歩きの休憩所として利用される南山手レストハウスと、大浦天主堂(&nbs…
長崎県長崎市、龍馬通り途中にあるのが亀山社中跡(長崎市亀山社中記念館)。亀山社中は慶応元年(1865年)、薩摩藩、長崎の豪商・小曽根家などの援助により、坂本龍馬が同志とともに結成した日本初のカンパニー(商社)で、後の海援…
長崎県長崎市鳴滝にあるシーボルトが出島から出た後、日本人に西洋医学(蘭学)教育を実施した場所がシーボルト宅跡(鳴滝塾跡)で国の史跡になっています。30歳のときにオランダ商館長(カピタン)の江戸参府に随行していますが、長崎…
佐賀県佐賀市にある佐賀藩が幕末の安政5年(1858年)に設立した蒸気船などの造船修理施設の跡が三重津海軍所跡。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産にもなっています。筑後川の支流であ…
長崎県長崎市のグラバー園に移築復元される旧長崎地方裁判所長官舎は、明治16年に長崎控訴裁判所などとともに建てられたもので、明治初期の西洋化を反映した典型的な官庁建築。当時は長崎外国人居留地外にある唯一の洋風住宅として、現…
長崎県長崎市のグラバー園、グラバー住宅の背後にあるのが旧自由亭(自由亭喫茶室)。現存する建物は、西洋料理店「自由亭」として諏訪神社下の馬町12番地に建築されたもの。のちに検事正官舎としても利用されたが、昭和49年グラバー…
長崎県長崎市のグラバー園に移築保存される旧オルト住宅は、開港直後の慶応元年(1865年)頃、イギリス人設計で大浦天主堂を建築した小山秀之進が施工したという、高い天井を支えているタスカン様式の列柱が印象的な建物。イギリス人…
長崎県長崎市のグラバー園に移築された英国人フレデリック・リンガーの遺邸が旧リンガー住宅。明治2年に建てられた外壁石造りの洋風住宅で、国の重要文化財にも指定されています。長崎でグラバー商会に勤務後、独立してホーム・リンガー…
兵庫県神戸市中央区に建つ旧居留地十五番館は、現在、神戸市に唯一残る居留地時代の建物。明治13年にアメリカ合衆国領事館として建てられたもので、国の重要文化財に指定。街区境界のレンガ塀や石柱も現存しています。東玄関脇の歩道に…
東京都品川区にある江戸湾防備の浜川砲台ゆかりの公園が新浜川公園。現在の品川区立浜川中学校(東京都品川区東大井3丁目)一帯は幕末に土佐藩下屋敷(鮫洲抱屋敷)があった地。ペリーの再来航に際し、嘉永7年(1854年)、土佐藩も…
兵庫県西宮市西波止町、御前浜公園の浜辺に残るのが西宮砲台跡。幕末、アメリカのペリー浦賀来航やロシア船ディアナ号大阪湾来航などにより、海防に不安を感じた江戸幕府は大阪湾岸の防備(摂海防備=摂津国の海岸部の防備)に着手します…
鳥取藩の藩倉が置かれた由良湊(現・鳥取県北栄町)に元治元年(1864年)に築かれたのが由良台場。往時の原型を完全な姿で保存している日本唯一の貴重な史跡で、お台場公園として整備されています。鳥取藩最後の藩主・池田慶徳(いけ…
鳥取県境港市の境水道に隣接する公園が境台場公園。幕末の文久3年(1863年)に鳥取藩が外国艦船への防備のため藩内の海岸部に築いた砲台(台場)8ヶ所(因幡国3ヶ所、伯耆国5ヶ所)のひとつ、鳥取藩境台場跡です。往時の遺構が残…
神奈川県横浜市の山手地区の高台、横浜港を眺める港の見える丘公園の北側がフランス山地区。幕末の横浜開港直後、生麦事件をはじめとする外国人殺傷事件を背景に、自国民保護のためにフランス軍が駐留、フランス山と呼ばれるように。明治…
神奈川県横浜市にある神奈川県庁の南側・日本大通り沿いに立っているのが神奈川運上所跡の碑。安政5年(1858年)、江戸幕府がアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、オランダそれぞれと結んだ修好通商条約(安政五カ国条約)により…
静岡県下田市にある日蓮宗の寺、了仙寺(りょうせんじ)。寛文12年(1635年)の下田奉行・今村正長が創建した寺で、下田条約締結の地として、国の史跡に指定。境内に隣接した場所に了仙寺の宝物館が建っています。境内から参道にか…
長門長府藩第13代藩主・毛利元周(もうりもとちか)は幕末の異国船対策にも奔走、亀山八幡宮に砲台を築き、大砲4門を備えました。これが亀山砲台で、文久3年5月11日(1863年6月26日)、亀山砲台からアメリカ商船などに砲撃…
韮山代官の江川英龍(えがわひでたつ=江川太郎左衛門)が伊豆国韮山(現・伊豆の国市)に建造した、日本最初の溶鉱炉が韮山反射炉。黒船の来航による国防の重要性から、大砲を鋳造するためのに造られたもので、高さ15.8mのレンガ造…