平等院
平安時代には、『源氏物語』光源氏のモデルといわれる左大臣源融(みなもとのとおる)の別荘でしたが、1052(永承7)年に藤原頼通が父・道長の別荘を寺に改め大伽藍を造営したのが、宇治の平等院。いずれの宗派にも属さない単立寺院…
平安時代には、『源氏物語』光源氏のモデルといわれる左大臣源融(みなもとのとおる)の別荘でしたが、1052(永承7)年に藤原頼通が父・道長の別荘を寺に改め大伽藍を造営したのが、宇治の平等院。いずれの宗派にも属さない単立寺院…
京都市右京区御室にある真言宗御室派の総本山が仁和寺(にんなじ)。886年(仁和2)年、光孝天皇の勅願で創建した古刹。宇多天皇が寺内に御室(御座所)を設け、明治維新まで皇族関係の法親王が門跡となったため御室御所と呼ばれた門…
嵐山の渡月橋の北、広大な寺地を誇るのが臨済宗天竜寺派の総本山、天龍寺。1339年(延元4)、足利尊氏(あしかがたかうじ)が後醍醐天皇供養のため、夢窓国師を開山とし後嵯峨天皇の仙洞御所、亀山上皇が仮御所を禅寺に改めた名刹。…
「釈迦堂さん」の愛称で知られる京都市右京区嵯峨にある浄土宗の古刹、清凉寺。嵯峨天皇の皇子で光源氏のモデルとされる左大臣・源融(みなもとのとおる)の山荘・栖霞観(せいかかん)のあったところで源融の一周忌である896(寛平8…
皇居外苑地区の一角にあり、平成7年、皇太子殿下のご成婚を機に完成した公園が和田倉噴水公園。もとは昭和36年、今上天皇のご成婚を記念して作られた、和田倉噴水を再整備したもので、高さ5.5m、長さ30mの滝などが配されており…
越後・出雲崎(いずもざき)出身の禅僧、良寛の生誕200年を記念して故郷である新潟県出雲崎町に建てられたのが良寛記念館。館内には、和歌、俳句にすぐれ、書家としての顔をもつ良寛の遺墨、遺品が展示されており、人間良寛の全貌がわ…
東京都文京区根津にある根津神社(ねづじんじゃ)は、社伝によれば日本武尊(やまとたけるのみこと)創建伝承の残る古社。江戸の神社建築としては最大規模という社殿群は国の重要文化財に指定され、江戸時代からツツジの名所として有名。…
神奈川県高座郡寒川町にある相模国(さがみのくに)一之宮が寒川神社。相模川河口から7kmほど内陸に鎮座していますが、現社地が往時の河口と推測できます。さらに上流にはかつて相模国分寺があり、古代の相模国の中心だった場所です。…
太平洋と北の険しい四国山地に囲まれた南国土佐では、その独特の風土から多くの文学者を育んできました。その土佐の文学と文学者を詳細に紹介するのが高知市にある高知県立文学館。高知の文学者を時代やテーマによって紹介する常設展、県…
気象物理、水産物理、地震研究、航空物理など各分野で大きな足跡を残し、夏目漱石の門下生・吉村冬彦として、数多くの随筆を記し、「天災は忘れた頃にやってくる」の名言で知られる寺田寅彦。寅彦が4〜19歳まで過ごした旧宅を記念館と…
東京・葛西にある地下鉄博物館に展示される「東京地下鉄道1000形1001号車」(日本初の地下鉄車両1001号車)が、平成29年9月15日付けで国の重要文化財に指定されています。日本初の地下鉄として昭和2年12月30日から…
黒土(くろぼく)と呼ばれる大山山麓の豊かな土壌で育った米、梨、大豆、リンゴ、ブドウ、ブルーベリーなどの農産物や農産加工品を販売する道の駅。平成21年オープンで、地元産にこだわった道の駅として人気もなかなか。山陰道(無料区…
東京メトロ東西線葛西駅の高架下にある地下鉄の博物館。東京地下鉄株式会社(東京メトロ)の関連公益法人である公益財団法人メトロ文化財団が運営するミュージアムで、略称「ちかはく」。昭和61年に開館し、平成15年にリニューアルオ…
種子島にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運営する日本のロケット開発、打ち上げの中心施設、種子島宇宙センターに併設された宇宙開発の展示館。平成9年3月26日に、「きぼう」日本実験棟(JEM)実物大模型、宇宙情報センタ…
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の運営する種子島宇宙センターは、総面積約970万平方メートルにもおよぶ日本最大のロケット発射場。広大な敷地の中に各種のロケット打ち上げ施設があり、日本最大の宇宙開発の拠点。種子島東南の海岸…
明治12年、フランスのマルマン神父により仮聖堂が建てられ、明治41年に後任のペルー神父が現在の天主堂を築造したのが五島列島福江島にある堂崎天主堂。イタリアから運ばれた赤煉瓦を使った天主堂は、五島最古の洋風建造物として、昭…
対馬の中央に広がる浅茅湾(あそうわん)の北岸にそびえる烏帽子岳(標高176.3m)の山頂にあるのが烏帽子岳展望所。典型的なリアス式海岸で志摩にも似た多島美を誇る浅茅湾を一望にする展望所となっています。車で展望所まで上るこ…
五島列島・福江島の西瑞、波静かな玉之浦の入江奥に建つ井持浦教会(いもちうらきょうかい)。明治30年、フランス人宣教師、アルベルド・ペルー神父によって建てられた当初の教会はレンガ建築で、五島最初のロマネスク様式が採用された…