桐生市有鄰館(旧矢野蔵群)
群馬県桐生市、かつて「西の西陣、東の桐生」といわれた織物の町・桐生の商業に大きく寄与してきた矢野本店の蔵群を再生したのが、桐生市有鄰館(旧矢野蔵群)。天保14年(1843年)〜大正9年に建てられた合計11棟の蔵が現存して…
群馬県桐生市、かつて「西の西陣、東の桐生」といわれた織物の町・桐生の商業に大きく寄与してきた矢野本店の蔵群を再生したのが、桐生市有鄰館(旧矢野蔵群)。天保14年(1843年)〜大正9年に建てられた合計11棟の蔵が現存して…
群馬県安中市にある天保14年(1843年)、安中藩士の子として江戸・神田に生まれた新島襄の実家が、新島襄旧宅。渡米してキリスト教徒となって帰国後に、安中の実家に戻り、布教活動を行なっていますが、その拠点としたのが現存する…
群馬県前橋市柏倉町にある茅葺き(かやぶき)寄棟造り(よせむねづくり)の古民家が、阿久沢家住宅(あくざわけじゅうたく)。周辺に多い阿久沢氏の本家筋に当たる旧家で、江戸時代初期にこの地に住み着き、17世紀末に現存する建物を建…
高知県宿毛市山奈町にある、国の重要文化財に指定される明治以前の若者組の合宿所(若者宿)の建物が、浜田の泊屋(はまだのとまりや)。宿毛市山奈町大字芳奈の浜田、下組、道ノ川、靴抜の4ヶ村にはそれぞれ専用の高床式独立家屋の泊屋…
千葉県船橋市、船橋大神宮の境内にある明治13年に設置された歴史ある灯明台(とうみょうだい=灯台の前身)が、船橋大神宮灯明台。慶応4年(1868年)、戊辰戦争の戦火で船橋大神宮にあった常夜灯が焼失し、代わって築かれたのが船…
愛媛県西予市宇和町の卯之町に町民の寄付により明治15年に建てられた学校が、開明学校。現存する西日本最古の擬洋風学校建築として国の重要文化財に指定されています。その前身は学制発布の明治2年に造られた郷校の「申義堂」で、宇和…
愛媛県大洲市、明治34年、大洲商業銀行本店として建てられた和洋折衷の建物が、おおず赤煉瓦館。銀行建設の背景には、当時、大洲が養蚕・製糸の集積地として繁栄し、明治32年には「大洲繭売買所」が開設したことがあります。つまりは…
千葉県松戸市にある最後の将軍・徳川慶喜(とくがわよしのぶ)の実弟で、水戸藩最後の藩主、徳川昭武(とくがわあきたけ)の別邸が戸定邸。高台に位置する一帯は戸定が丘歴史公園として整備され、戸定邸の向かい側には松戸市戸定歴史館が…
三重県名張市にある津藩藤堂家の屋敷が、名張藤堂家邸。織田信長の重臣・丹羽長秀の三男で、築城の名手として知られる藤堂高虎(とうどうたかとら)の養子となった藤堂高吉(とうどうたかよし)に始まるのが名張藤堂家邸。津本家から1万…
福井県敦賀市にある日本海大交流の玄関口・敦賀の歴史、民俗、文化を紹介するミュージアムが敦賀市立博物館。敦賀は古くは奈良時代から近代に至るまで、国際貿易港としての役割を果たしてきました。新橋〜金ヶ崎(後に敦賀港駅に改称)に…
岩手県盛岡市渋民の石川啄木記念館に併設される、レトロな木造校舎(盛岡市指定文化財)が渋民尋常小学校の旧校舎。石川啄木の母校(明治28年卒業)で、明治39年に尋常科代用教員として啄木が教鞭を執った尋常小学校(尋常高等小学校…
茨城県土浦市、亀城公園(土浦城跡)南の中城通り沿いにあるのが、土浦まちかど蔵・野村。水戸街道と霞ヶ浦に近く水陸交通の要所として栄えた土浦には今も多くの商家の蔵が残り、「野村」の江戸後期から明治初期に建造された4つの蔵も観…
茨城県笠間市、笠間駅の南に広がる丘に洋画家、日本画家、彫刻家、陶芸家、染織家など40戸ほどのアトリエが点在する、「芸術の村」。北大路魯山人(きたおおじろさんじん)が住居としていた北鎌倉の茅葺き民家を昭和40年に移築したの…
福岡県飯塚市幸袋にある「筑豊の炭鉱王」伊藤伝右衛門の旧宅が旧伊藤伝右衛門邸。伊藤伝右衛門が歌人・柳原白蓮(やなぎわらびゃくれん=大正天皇の従妹で大正三美人のひとり)が過ごした邸宅で、建物は国の重要文化財、庭園は国の名勝、…
福岡県北九州市門司区、関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)の建つ門司港レトロ地区の西端にある歴史的建造物が旧大連航路上屋。昭和4年、門司税関1号上屋として西海岸に建設された建物で、日本と中国・大連(満州)を結ぶ日満航…
静岡県牧之原市の片浜地区にあり、慶長2年(1597年)頃の建築といわれる古民家が、花庄屋大鐘家(はなしょうやおおがねけ)。大鐘家は代々庄屋を務めた豪農で、3000石以上の格式をもっていた家柄。主屋と長屋門が国の重要文化財…
茨城県北茨城市にある明治44年稼働という歴史ある水力発電所が石岡第一発電所。二級河川の大北川から取水し発電する施設で、発電所全体が国の重要文化財に指定されています。明治38年、日立鉱山の電力供給を目的に、久原鉱業所(くは…
宮城県栗原市の旧花山村地域にある国の史跡になっている遺構が、仙台藩花山村寒湯番所跡(せんだいはんはなやまむらぬるゆばんしょあと)。「仙北御境目」といわれる小安街道・花山越えの秋田口の関所で、慶長年間(1596年〜1615…