石岡第一発電所

石岡第一発電所

茨城県北茨城市にある明治44年稼働という歴史ある水力発電所が石岡第一発電所。二級河川の大北川から取水し発電する施設で、発電所全体が国の重要文化財に指定されています。明治38年、日立鉱山の電力供給を目的に、久原鉱業所(くはらこうぎょうしょ=久原財閥)が建設したもの。

日立鉱山近代化のために建設された発電所

久原房之助 (くはらふさのすけ=藤田財閥を築いた藤田伝三郎の実兄)は、藤田組に入社した房之助は小坂鉱山に赴任した後、明治38年に藤田組を退社し、茨城県多賀郡日立村の赤沢銅山を買収、日立銅山と改名し、銅山経営に乗り出しました。
日立鉱山を経営した久原鉱業所は、日立製作所、日産自動車、日立造船、日本鉱業創立の基盤となった会社で、久原房之助も日立鉱山の成功で、久「鉱山王」と呼ばれるようになったのです。
日立鉱山の経営にあたり、小坂鉱山での経験を活かし、鉱山の近代化、機械化に尽力。
その結果、電力不足が生じるので、石岡第一発電所を建設したのです。

石岡第一発電所の建設中に、井上馨が視察に訪れるほど、明治政府も関心があった発電所で、戦前は日立電力が運営、戦時下に関東配電に統合され、第二次世界大戦後に東京電力、さらには姫川電力(現・東京発電)の所有となりました。

本館(発電機室、旧変圧器室)、第一号水路橋、第二号水路橋など9件が重要文化財に指定されています(東日本大震災で水槽が復旧できないほど破壊されたので、水槽のみ指定が解除され、合計9件に)。

石岡第一発電所
名称 石岡第一発電所/いしおかだいいちはつでんしょ
所在地 茨城県北茨城市中郷町17
関連HP 東京発電公式ホームページ
電車・バスで JR南中郷駅からタクシーで15分
ドライブで 常磐自動車道高萩ICから約6km
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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