正法寺
室町時代初期に活躍した猿楽師・世阿弥(ぜあみ)。父の観阿弥とともに猿楽(現在の能)を大成していますが、足利義教と不仲になり、永享6年(1434年)、72歳の時に佐渡に流されています。その世阿弥が配所された寺とされるのが佐…
室町時代初期に活躍した猿楽師・世阿弥(ぜあみ)。父の観阿弥とともに猿楽(現在の能)を大成していますが、足利義教と不仲になり、永享6年(1434年)、72歳の時に佐渡に流されています。その世阿弥が配所された寺とされるのが佐…
「佐渡ヶ島の800年前の世界をリアルに体感」というミュージアムが佐渡市真野地区にある佐渡歴史伝説館。佐渡の風土に溶け込み、豊かな文化を佐渡に伝えた先人がなぜ佐渡に流されたか、奈良時代に始まる佐渡配流の歴史、配流された順徳…
33棟の能舞台が残る佐渡(新潟県佐渡市)。その数は日本全国に現存する能舞台の3分の1といわれています。江戸時代から盛んになった佐渡の神事能。佐渡能の中心的地位を保ってきた本間家は佐渡宝生流の本拠として当代で18代目を数え…
佐渡の宿根木村(現・佐渡市宿根木)は16世紀末頃、出雲崎から廻船業者が移住して廻船業を始めたと伝えられる湊町。南佐渡最大の湊として発展し、北前船の全盛期の江戸後期から明治半ばには経営者である船主と船頭、そして船乗り、船大…
佐渡、小木港の西3kmにある、宿根木(しゅくねぎ)。江戸中期から明治にかけて、日本海岸と大坂(現・大阪)などを結ぶ、北前船の寄港地となり、佐渡廻船の基地でもあったため、多くの廻船問屋や船大工が居を構えた場所。公開民家「清…
佐渡市(旧畑野町)の小倉地区(小倉ダムの北側)、標高400m前後の急斜面に張り付くように広がる千枚田が小倉の千枚田。江戸時代の初期の慶安3年(1650年)、佐渡金山の繁栄による人口増の米不足で、佐渡奉行の新田奨励策で開田…
沖縄本島南部、久高島を眼前にする南城市(旧玉城村)にあるグスク(城)が玉城城(たまぐすくぐすく)。玉城(たまぐすく)の久高島には琉球開闢の神・アマミキヨが上陸したといわれ、その聖地が残されていますが、玉城城も城としては規…
天平13年(741年)、聖武天皇の詔(みことのり)により建立された佐渡最古の寺が佐渡国分寺。七堂伽藍を構えていたが享禄2年(1529年)に火災で焼失し、享禄4年(1531年)に再建されています。当時の金堂、講堂の礎石は境…
後鳥羽上皇が執権・北条義時と対峙し、鎌倉幕府倒幕の狼煙(のろし)を上げた承久の乱(じょうきゅうのらん)。倒幕に失敗し佐渡に流罪となった後鳥羽天皇の第三皇子・順徳上皇は、24歳の若さで佐渡に流され、46歳で崩御するまでの2…
大正9年に建てられた旧宿根木小学校校舎を再生し、漁具や船大工の道具、民具など約3万点の資料を収蔵する佐渡国小木民俗博物館。小木に住む人々が漁具や農具などを持ち寄り開館した素朴な博物館で、北前船が寄港し、佐渡の金銀を積み出…
大同3年(808年)、京から布教に訪れた僧・賢法が建立したと伝えられる佐渡市新穂(にいぼ)地区にある真言宗豊山派の古刹、清水寺(せいすいじ)。京の清水寺を模したことが名の由来。観音堂の「救世殿」(ぐぜでん)の姿はまさに清…
佐渡市小木にあり、正嘉2年(1258年)創建と伝わる曹洞宗の古刹、海潮寺。山号は梵音山。南宋から来日し、鎌倉・建長寺の開山となった高僧・蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)の高弟・日山祖春が、当地に草庵を開いたのが始まりという…
佐渡市小木半島(おぎはんとう)の南縁、小木海岸にある景勝地が矢島・経島。この箱庭のような美しさをもつ入江を周遊しながら楽しめるのが、「矢島体験交流館」の観光たらい舟。本来たらい舟は、狭い入江や岩礁でも小回りが利くため、ア…
新潟本土の新潟港と佐渡島を結ぶ大型旅客カーフェリー、超高速船ジェットフォイルを運航する佐渡汽船。新潟と両津を結ぶ新潟・両津航路の67.2kmは、国道航路350号に相当し(海上国道)になっています。佐渡の玄関口が両津港ター…
佐渡屈指の景勝地、外海府にある尖閣湾(せんかくわん)の北4kmに位置する、平根崎波蝕甌穴群(はしょくおおけつぐん)。巨大な岩盤(貝殻石灰岩)の表面を、打ち寄せた波がひく際に渦を巻くように浸食した「海水の渦紋浸蝕」によって…
佐渡の南端、小木港に近い佐渡小木海岸にある景勝地が矢島・経島。良質の竹が自生していた「矢島」(22.9m)と、日蓮の赦免状をもった高弟・日朗が漂着、読経して一夜を明かした「経島(きょうじま)」からなり、2つの小島は朱塗り…
佐渡の北西、外海府(そとかいふ)の達者(たつしや)から北狄(きたえびす)に至る約4kmの海岸線が尖閣湾(せんかくわん)。何万年にもわたって浸食された高さ30mにもおよぶ海食崖と岩礁、大小の岩と洞穴、紺碧の海とが織りなす自…
海中公園、そして日本の渚百選にも選定の佐渡を代表する景勝地、尖閣湾(せんかくわん)。海中透視船(グラスボート)が3月中旬頃〜11月下旬頃まで運航し、海上から尖閣湾の名付け親・脇水鉄五郎がフィヨルドに例えた断崖を見物するこ…