洲本城(下の城)
洲本城は三熊山の山頂にある模擬天守の建つ上の城が有名ですが、市街地にあるのが下の城。上の城と一体として築城された城ですが、現存する石垣と水堀は大坂夏の陣の後、淡路島が徳島藩・蜂須賀氏の所領となって以降、淡路支配の拠点とし…
洲本城は三熊山の山頂にある模擬天守の建つ上の城が有名ですが、市街地にあるのが下の城。上の城と一体として築城された城ですが、現存する石垣と水堀は大坂夏の陣の後、淡路島が徳島藩・蜂須賀氏の所領となって以降、淡路支配の拠点とし…
洲本城は、洲本市街を北に見下ろす標高125mの三熊山の山頂に築かれた中世の城。室町時代の1526(大永6)年に三好氏の重臣・安宅治興によって築かれた東西800m、南北600mに及ぶ西日本最大規模の山城。秀吉の淡路攻めで落…
洲本市の中央に鎮座する厳島神社。地元では淡路島弁財天と呼ばれています。祭神は、安芸の宮島・厳島神社(総本社)と同じで「宗像三女神」の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。神仏習合時代には仏教の女神の弁財天と習合していたた…
洲本市街と南淡町を結ぶ県道76号(南淡路灘水仙ライン)沿いにあり、紀淡海峡を一望にする斜面に500万本の水仙が咲く私営の観光花園が立川水仙郷。急斜面で石ころが多い立川地区は営農には適さない地。その地を戦後、個人の力で美し…
淡路島の北端、明石海峡に面した江崎に明治4年に建設された石造灯台が江埼灯台。設計は灯台の父と呼ばれるR.H.ブラントンで、1867(慶応3)年、徳川幕府と英国公使が兵庫開港に備えて結んだ大坂条約によって建設された5基(江…
淡路島最高峰で、淡路島の南東部に連なる諭鶴羽山(ゆづるはさん/標高607.9m=一等三角点)から海へと落ちる急傾斜の斜面7haにわたって水仙が自生する自然の花園が灘黒岩水仙郷。一帯は瀬戸内海国立公園に指定され、温暖な気候…
関門海峡に面した小倉は九州、瀬戸内の入口に位置する交通の要衝。戦国時代の末に尾張国出身の毛利勝信(もうりかつのぶ=森勝信)が九州平定と肥後国人一揆鎮圧の功労で秀吉から豊前国小倉領を拝して築城したのが小倉城始まり。江戸時代…
2024年12月7日(土)〜2025年2月2日(日)、鋸南町のをくづれ水仙郷で『水仙まつり』。避寒の地、鋸南町(きょなんまち)。鋸山(のこぎりやま)の南というのが町名の由来ですが、鋸南町には江月水仙ロード、をくづれ水仙郷…
北九州市小倉区にある福聚寺は、宇治の黄檗宗(おうばくしゅう)萬福寺の末寺。1665(寛文5)年、小倉小笠原の初代藩主・小笠原忠真(おがさわらただざね=信州松本藩から明石藩を経て小倉に転封)が創建したもので、開山は福建省福…
かつての小倉城主、小笠原氏が茶の湯や能を楽しみ、客をもてなした下屋敷(したやしき)の跡を復元し、大名庭園と書院を再現した北九州市立の文化施設が小倉城庭園。「小笠原流礼法」の宗家でもある旗本・小笠原家も一族で、全国的にも珍…
入り組んだリアス式の海岸線に天然の良港が多い由良湾(和歌山県由良町)。そんな由良で真っ白な石灰岩の露頭に、周囲をすっぽりと覆い尽くされた摩訶不思議な景観が広がるのが、白崎海岸(白崎海洋公園)。古くは『万葉集』にも歌われた…
南部梅林と同じ和歌山県みなべ町にある梅林で、南部梅林が有名すぎて陰に隠れがちなのが岩代大梅林(いわしろだいばいりん)。30haに2万本の梅が植栽され、規模的には南部梅林に負けてはいますが地元の人手づくりの梅林で、比較的の…
「恐れ入谷(いりや)の鬼子母神(きしもじん)。びっくり下谷の広徳寺。そうで有馬の水天宮」というのは江戸っ子の洒落。入谷は山手線鶯谷界隈の地名。恐れ入るということを洒落て、入谷の真源寺に祀られる鬼子母神を掛けたものです。境…
梅干しの生産で日本一の規模を誇る和歌山県みなべ町。南部川沿いの丘陵地帯や山地は梅園になっており、4kmにわたって梅林が続いています。そんな梅の里で、観賞用の梅林として一般公開されているのが南部梅林。晩稲(おしね)地区の香…
和歌山市の無量光寺にある頭部のみの大仏(盧舎那仏)が通称「首大仏」(おぼとけ)。今は廃寺となった大福寺に江戸時代中期の享保年間(1716年〜1736年)に建立された大仏がルーツですが、その大仏は丈六仏(4.8m)。現在の…
鬼子母神(きしもじん)は、もともと夜叉神(やしゃがみ)の娘。たいへん暴虐で子どもをつかまえて食べてしまう恐ろしい鬼女でしたが、釈迦に諭され改心してからは、安産・子育の守り神として庶民の信仰を集めました。現存する豊島区雑司…
レインボーブリッジの足元に広がる台場公園。お台場エリアにある東京都建設局が管理する公園ですが、公園内にある第三台場は、江戸時代に外国船を警備するために作られた海上砲台の跡でいわばお台場のルーツ。1854(安政元)年に竣工…
愛知県江南市にある知る人ぞ知るコンクリート製の大仏。昭和24年、名古屋市できゅう師を営んでいた前田秀信が夢告を受けて建立した薬師如来坐像で、実は個人の所有で住居一体型というユニークな構造になっています。昭和29年完成の大…