美女平駅
立山黒部アルペンルートで、富山側から入山した場合、立山駅から立山ケーブルカーで上った場所が標高977mの美女平駅。室堂平から13km続く立山火山の火砕流(約10万年前に発生)によって形成される台地の末端に位置しています。…
立山黒部アルペンルートで、富山側から入山した場合、立山駅から立山ケーブルカーで上った場所が標高977mの美女平駅。室堂平から13km続く立山火山の火砕流(約10万年前に発生)によって形成される台地の末端に位置しています。…
立山黒部アルペンルート富山側の出発点で、富山地方鉄道立山線と立山ケーブルカー(立山黒部貫光)の駅で、標高475m。マイカーの場合はここで駅に隣接する立山駅駐車場(臨時をあわせて1500台収容)に車を入れ、立山ケーブルカー…
立山連峰の雄山山頂直下を抜ける立山トンネル。関電トンネル同様に破砕帯(はさいたい=北アルプス造山の断層運動で生まれた岩が細かく割れ、地下水を溜め込んだ軟弱な地層)が難工事を生みましたが、現在では立山黒部アルペンルートの最…
富山県立山町の立山駅(立山ケーブル)と長野県大町市の扇沢駅(関電トンネル)を結び、北アルプスの後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)と立山連峰を貫く山岳観光ルートが立山黒部アルペンルート。その最高所、立山(標高3015m)…
彦根城(滋賀県彦根市)は、姫路城などとともに国宝5天守の一つに数えられる名城で、約20年の歳月をかけて元和8年(1622年)頃に完成をみた彦根藩井伊家35万石の居城です。琵琶湖八景「月明・彦根の古城」に数えられるほど優美…
文化10年(1813年)、彦根藩11代藩主・井伊直中(いいなおなか)の隠居に際して再整備されたのが玄宮園。隣接する楽々園とともに江戸時代には「槻御殿」(けやきごてん)と呼ばれた彦根藩の下屋敷(二の丸御殿)でした。その玄宮…
彦根城の二の丸に築かれた大名庭園が玄宮園。庭園内の築山(つきやま)に造られた茶室が鳳翔台(ほうしょうだい)です。彦根藩主が客人をもてなすために建てた客殿。今では入園者の休息所となっていて、湖東三山の名水として有名な十王村…
彦根城の北東の位置する大名庭園が玄宮園(げんきゅうえん)。彦根藩第4代藩主・井伊直興(いいなおおき)が廷宝7年(1679年)に完成させた、彦根城二の丸御殿に付随する二の丸庭園。唐の玄宗皇帝(8世紀)の離宮を模して造られて…
彦根市にある楽々園は、延宝7年(1679年)、彦根藩の二の丸御殿として造営されたもので「槻御殿」(けやきごてん)と呼ばれていました。幕末の大老で、日米修好通商条約に調印し、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼(いいなおすけ)…
彦根城の佐和口を入ったところある藩主用の馬屋は、元禄年間(1688年〜1703年)築で、常に十数頭の藩主用の馬がつながれていた場所です。日本の城郭の中で、城内に往時の馬屋が現存するのは彦根城だけで、国の重要文化財に指定。…
彦根城の中堀に開く、南の京橋口、西の船町口、北の長橋口とともに4つの門のひとつが佐和口。その佐和口を守るのが佐和口多聞櫓(さわぐちたもんやぐら)で、国の重要文化財。大手の京橋口とともに彦根城の重要な城門です。二階二重の櫓…
彦根城には、天守のない他の城なら十分に代用天守となるような立派な三重櫓が2つ築かれています。ひとつが山崎曲輪(やまざきくるわ)の三重櫓で、こちらは明治維新後に破却されていますが、西の丸三重櫓(にしのまるさんじゅうやぐら)…
彦根城本丸への登城道で最後の関門として立ちふさがるのが太鼓門櫓(たいこもんやぐら)。国の重要文化財に指定される太鼓門櫓は、門櫓の南側に屈曲に続櫓が備えられています。登城合図用の太鼓の音を響かせるためなのか(定かでありませ…
彦根城・天秤櫓と天守の間にあるのが城内と城下に時を知らせた時報の鐘。元々は鐘の丸にありましたが、岩盤に反響して鐘の音が割れることが多かったので城下一帯に響き渡るようにと井伊直滋(いいなおしげ)の考案により現在地に移された…
正面から眺めると天秤のように左右が対となった彦根城の天秤櫓(てんびんやぐら)は、表門や大手門を入った道が合流する鐘の丸の空堀に面して建てられている要の櫓。鐘の丸とは廊下橋で結ばれている。空堀は表側の防備のためにある堀で、…
彦根城の国宝に指定される天守は、牛蒡(ごぼう)積みと呼ばれる一見雑に見えるが実は強固だという石垣の上に三重の天守をのせたもの。天守完成の慶長11年(1606年)には、彦根藩はまだ18万石。石高に合わせたやや小ぶりの天守と…
琵琶湖のほとり、近江八幡にある古刹、姨綺耶山長命寺(いきやさんちょうめいじ)は、西国三十三所第31番札所。長命寺山(標高383m)の山上(標高250m内外)にあり、山麓から808段の石段を上った先に、本堂、釈迦堂、薬師堂…
秋葉総本殿可睡斎、法多山尊永寺とともに遠州三山(えんしゅうさんざん)のひとつで目の霊山として有名なのが袋井市にある油山寺(ゆさんじ)。正式名は醫王山薬王院油山寺(いおうざんやくおういんゆさんじ)。寺伝によれば大宝元年(7…