三角西港展望所
熊本県宇城市(うきし)にある三角西港は、明治時代に、三池炭鉱の石炭輸出のため、国策で築かれた日本で最初の近代的な港湾。往時の石積埠頭などがそのままに残され、世界文化遺産、経済産業省の近代化産業遺産、さらに文化庁の重要文化…
熊本県宇城市(うきし)にある三角西港は、明治時代に、三池炭鉱の石炭輸出のため、国策で築かれた日本で最初の近代的な港湾。往時の石積埠頭などがそのままに残され、世界文化遺産、経済産業省の近代化産業遺産、さらに文化庁の重要文化…
平安時代以前に疫神(えきしん)を祀る社があった地に建つ古社が今宮神社。正暦5年(994年)、都の悪疫退散を祈り、神輿を造営し、紫野御霊会(むらさきのごりょうえ)を営んだのが今宮神社の始まりです。本社には大己貴命(おおなむ…
臨済宗妙心寺派の妙心寺の塔頭(たっちゅう=支院)のひとつで、波多野出雲守重通が応永11年(1404年)に創建したのが退蔵院。妙心寺の塔頭の中でも屈指の古刹で、退蔵院の庭園は妙心寺の庭園を代表する傑作です。室町時代、狩野元…
京都市街を流れる鴨川の上流、貴船川の畔にある貴船神社(きふねじんじゃ)は奈良時代の創建で、高靈神(たかおかみのかみ)を祀る古社。全国に約450社ある貴船神社の総本社で、水を司る神様を祀り、農耕のための信仰を集めてきました…
下御霊神社の境内に湧き出す湧水。手水舎に注ぎ出すが水をくみに来る人も多い名水のひとつ。京の三名水の一つに挙げられている梨木神社の染井と同じ水脈で、毎日くみに来るという地元の人も多いとか。実は、長きにわたって枯れていた井戸…
社伝によれば、貞観5年(863年)、京に創建という古社が下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)。創建当初は出雲氏一族の居住地にあった下出雲寺の鎮守社だったという。古来から京都御所の産土神(うぶすながみ=土地を守る神様)として…
承和年間(834年~848年)、山代淡海(やましろのおおえ)が国家鎮護のために創建したと伝わる古刹が六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)。六道とは、仏家のいう地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の6種の冥界をさし、平安時代に東…
平安初期に厄除け、旅行安全の神として建立された古社が、京都市東山区粟田口に鎮座する粟田神社(あわたじんじゃ)。石段下の道は旧東海道・東山道にあたり、一帯は「京の七口」のひとつ粟田口にあたります。源義経は奥州に向かう際に、…
平安京の鬼門にあたるため、桓武天皇(かんむてんのう)が不動明王を安置したことに始まる真言宗の単立寺院が狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)。明治の廃仏毀釈後荒廃したものを昭和19年に再興。現在は芸事の上達や交通安全祈…
国宝や重要文化財指定の刀剣の約半数、日本全国に残る刀剣の約8割を占める名刀「備前長船」(びぜんおさふね)の産地、岡山県瀬戸内市長船町。刀剣や刀剣の資料を集めた備前長船刀剣博物館は昭和58年の開館。「備前長船刀剣工房」や、…
岡山県美咲町の標高400mの山間地に、大きな谷全体にすり鉢状に広がる42.2ha、850枚という大きな棚田が大垪和西の棚田(おおはがにしのたなだ)。農林水産省の「日本の棚田百選」にも選定されています。棚田保存地区設置条例…
菊池市の菊池渓谷にある滝で「日本の滝百選」にも選定されているのが四十三万滝。環境省の「名水百選」に選ばれた菊池水源は菊池川の源流ですが、湧き出した水は阿蘇外輪山の外側斜面を急流となって流れ下っています。四十三万滝の落差は…
厳島神社の舞楽は、平安時代末期、平清盛が四天王寺から伝えたものといわれており、現在、厳島神社の高舞台で演じられている楽曲は、振鉾(えんぶ=舞台を清める舞/一節は左、二節は右、三節は左右の舞人)や有名な『蘭陵王』など18曲…
社殿創建当初は海から参拝したという厳島神社(いつくしまじんじゃ)。大鳥居が立つのは北西側で、現在の参拝入口は東側から。東側から入って東廻廊で客神社、御本社などを見学し、西廻廊で西の出口へと向かいます。出口のほうが入口より…
安芸(あき=元・広島県西部)の宮島に鎮座する厳島神社は、社伝によれば推古元年(593年)創建という古社。海に浮かぶような現在の社殿配置は、久安2年(1146年)に平清盛が造営を行なっています。社殿から200m沖に建つ大鳥…
日本三景のひとつ安芸(あき=広島県西部の旧国名)の宮島にある厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、社伝によれば推古元年(593年)創建と伝えられる古社。久安2年(1146年)に平清盛が現在の海に浮かぶような社殿の造営を行なっ…
広島県廿日市市の宮島(厳島)にある真言宗御室派の大本山が大聖院。宮島で最古の歴史を有する寺で、神仏習合の明治初年までは、厳島神社を管理する別当寺でした。つまりは、神仏分離、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れるまで、厳島神社を始め、周…
宮島、大元公園の入口に鎮座する古社が大元神社。厳島神社の摂社ですが、実はその名の通り、厳島神社のルーツとも推測されています。現存する建物は、大永3年(1523年)築で国の重要文化財。屋根は板葺きで、日本で唯一の「六枚重三…