甲冑堂
宮城県白石市の坂上田村麻呂を祀る田村神社の境内にあるお堂が甲冑堂。堂内に源義経の家来、佐藤継信(さとう つぐのぶ)・忠信兄弟が着用したという甲冑が安置されていることが名の由来で、それを目的に、松尾芭蕉と曾良は、『奥の細道…
宮城県白石市の坂上田村麻呂を祀る田村神社の境内にあるお堂が甲冑堂。堂内に源義経の家来、佐藤継信(さとう つぐのぶ)・忠信兄弟が着用したという甲冑が安置されていることが名の由来で、それを目的に、松尾芭蕉と曾良は、『奥の細道…
宮城県松島町にある瑞巌寺の塔頭(たっちゅう=寺の敷地内にある子院)のひとつが円通院。瑞巌寺の西隣りに位置し、伊達政宗(だてまさむね)の孫にあたる伊達光宗(だてみつむね=江戸参府で体調を崩し19歳で早世、法名は円通院殿要山…
宮城県松島町、松島観光の中心となる松島海岸のすぐ南にある小島の雄島(おしま)は、瑞巌寺の寺領で、全島が幽玄な雰囲気の漂う霊場。中世の松島は「奥州の高野」と称されたと死者供養の霊場でもあったため雄島の周囲には数多くの岩窟が…
富山県南砺市、越中五箇山(えっちゅうごかやま)の合掌造り・岩瀬家(国の重要文化財)近くにある浄土真宗の寺、行徳寺。蓮如(れんにょ)上人の直弟子・赤尾道宗(おかおどうしゅう)が永正10年(1513年)に五箇山に開山。切妻造…
富山県高岡市にある瑞龍寺(ずいりゅうじ)は加賀藩2代藩主・前田利長(まえだとしなが)の菩提(ぼだい)を弔うため、弟の3代藩主・前田利常(まえだとしつね)が建立した曹洞宗の古刹。加賀120万石を譲られた義弟の前田利常は、深…
富山県射水市にある高野山真言宗の古刹、鷹尾山蓮王寺(れんのうじ)。建立は平安時代という丈六阿弥陀如来(木造大仏)は、高岡大仏、庄川大仏と並び、「越中三大仏」に数えられています。戦国時代、長尾為景(ながおためかげ)の戦火で…
北アルプス・剣岳の麓、富山県中新川郡上市町にある真言密宗の大本山が大岩山日石寺(おおいわさんにっせきじ)。寺伝では奈良時代の神亀2年(725年)、行基の開基といい、本尊は凝灰岩の大岩壁に刻まれた磨崖仏(不動明王像)。磨崖…
高野山・金剛峯寺の信仰の中心で空海(弘法大師)が禅定に入るという御廟所のある聖地が奥之院。正式の参拝は、一の橋から参道を歩くもの。一の橋から御廟まで2kmの参道には、20万基を超える諸大名の墓石、祈念碑、慰霊碑が配され、…
越中国(現・富山県)の国府は、現在の富山県高岡市伏木にあったと推測され(現在の勝興寺付近)、越中国分寺跡も同じ高岡市伏木にあります。聖武天皇が国家の安穏を祈願して全国に配した国分寺の跡で、天平13年(741年)の国分寺建…
富山県立山町、立山登拝道の入口、芦峅寺(あしくらじ)の姥堂川に架かる布橋は、聖域と俗世の境とされてきた橋。その布橋の東(俗世側)にある閻魔堂(えんまどう)は、立山が女人禁制だった時代に、秋の彼岸に齋行される『布橋灌頂会』…
富山県立山町、越中国一之宮で、延喜式神名帳にも記載の古社が雄山神社。岩峅寺(いわくらじ)に建つ前立社壇なら通年参拝が可能。平安初期に建てられた立山寺(岩峅寺)を前身とする神仏習合の社で、神仏分離の明治維新までは、立山権現…
越中国一之宮で、平安時代編纂の『延喜式神名帳』にも記載の古社(式内社)、雄山神社(おやまじんじゃ)。霊峰立山を神体とする立山信仰の拠点で、峰本社(みねほんしゃ)、中宮祈願殿、前立社壇(まえだてしゃだん)の3社の総称が雄山…
富山県中新川郡立山町、日本三霊山・立山(たてやま)の主峰、雄山(3003m)の山頂に鎮座するのが雄山神社・峰本社。大宝元年(701年)、佐伯有頼(さえきのありより)が立山・室堂平の玉殿岩窟で立山権現の霊示を受け、文武天皇…
富山県氷見市布施の田園地帯にある小さな小山が布勢の円山で、布勢神社が鎮座しています。大伴家持(おおとものやかもち)が越中国(現在の富山県)に国守として赴任していた天平18年(746年)〜天平勝宝3年(751年)には、一帯…
大分県日出町(ひじまち)、JR日豊本線暘谷駅(ようこくえき)から徒歩5分の地にある、曹洞宗(そうとうしゅう)の古刹、松屋寺(しょうおくじ)。もとは奈良時代の養老年間に、天台宗六郷満山寺(ろくごうまんざんじ=国東半島一帯に…
大分県日出町(ひじまち)にある人間魚雷「回天」大神訓練基地跡に建つのが回天神社(住吉神社)。太平洋戦争の末期に考案された人間魚雷「回天」。人が一人しか入れない魚雷艇で、敵艦に船もろとも突撃して玉砕するという、いわゆる海軍…
北海道増毛町(ましけちょう)の鎮守社、増毛厳島神社(ましけいつくしまじんじゃ)。宝暦元年(1751年)、松前の商人・村山伝兵衛(能登国出身)が函館奉行所より増毛場所を請負、増毛に出張番屋を設け開始。この時、運上屋の守護神…
茨城県水戸市にある回天神社(かいてんじんじゃ)は、幕末の動乱期に安政の大獄、桜田門外の変、東禅寺事件、坂下門外の変、天狗党の乱、会津戦争などで没した水戸藩士1785名を祀る神社。社名は藤田東湖の著作『回天詩史』に由来する…