筥崎宮・一の鳥居
宇佐神宮(大分県宇佐市)、石清水八幡宮(京都府八幡市)と並び、日本三大八幡宮に数えられる筥崎宮(はこざきぐう/福岡県福岡市)。筥崎宮の一の鳥居(石鳥居)は、最も多い明神鳥居の一変形で、刻銘から慶長14年(1609年)、福…
宇佐神宮(大分県宇佐市)、石清水八幡宮(京都府八幡市)と並び、日本三大八幡宮に数えられる筥崎宮(はこざきぐう/福岡県福岡市)。筥崎宮の一の鳥居(石鳥居)は、最も多い明神鳥居の一変形で、刻銘から慶長14年(1609年)、福…
香取神宮、息栖神社(いきすじんじゃ)とともに東国三社に数えられるのが鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)。香取神宮同様に境内には要石と呼ばれる霊石があり、この石が地震を鎮める石として信仰されています。古来「御座石」(みまいし)や「山…
武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)を祀る常陸国一之宮が鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)。鹿島神宮摂社のひとつ、奥宮の社殿は、慶長10年(1605年)、徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に現在の本殿の位置に本宮として奉納したもの、徳川秀…
茨城県鹿嶋市にある東国三社参りの一社で、常陸国一之宮が鹿島神宮。祭神の武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)を祀る本殿、石の間、幣殿、拝殿の4棟からなる社殿は、元和5年(1619年)、2代将軍・徳川秀忠の寄進で国の重要文化…
茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮。宮中の四方拝で遥拝される名社で、本殿、拝殿などの社殿は、2代将軍徳川秀忠の建立で国の重要文化財に指定。その拝殿横にあるのが仮殿(かりでん)。仮殿は本殿の造営に際して神霊を仮安置するために設けら…
霞ヶ浦(かすみがうら)を構成する湖、北浦の湖上(茨城県鹿嶋市大船津)にある巨大な鳥居が、鹿島神宮・一の鳥居。湖底からの高さ18.5mと水上鳥居としては日本で最も高い鳥居となっています。史書などから平安時代から水中にあった…
常陸国一之宮の鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)。社殿の入口に建つ楼門は、左右に接続する回廊と同じ寛永11年(1634年)、初代水戸藩主・徳川頼房(とくがわよりふさ=徳川家康の11男)の造営。大工棟梁は越前(現・福井県)の坂上吉正…
埼玉県横瀬町にある建久2年(1191年)、明智禅師の開創と伝えられる古刹が明智寺。秩父三十四所観音霊場・札所9番で、観音堂は札所5番の語歌堂と同時代に同形式で建立されています。その観音堂は、明治16年に落雷で焼失し、平成…
大陸から伝来した楽舞をルーツに、平安時代に大成した器楽を使った舞が舞楽。歴史ある社寺には、その舞楽を奉納するための舞台が用意されていますが、日本最初の官寺・四天王寺(大阪市)の石舞台、全国にある住吉神社の総本社・住吉大社…
埼玉県横瀬町にある臨済宗南禅寺派の寺が西善寺。秩父三十四所観音霊場・札所8番で、本尊は阿弥陀三尊像(本堂上間に安置)。明治の廃仏毀釈で根岸堂が破壊されたため、十一面観音坐像を本堂に安置しています。ともに平安時代の天台僧・…
戦国時代末から江戸時代初め、豊臣秀吉、淀君、豊臣秀頼など豊臣家との結びつきが強かったのが大阪市住吉区にある摂津国一之宮の住吉大社。豊臣秀頼が寄進したという石舞台は国の重要文化財に指定され、四天王寺の石舞台、厳島神社の板舞…
大阪市天王寺区の四天王寺(してんのうじ)は、推古天皇元年(593年)に建築が開始されたという日本最古の官寺。中心伽藍は大阪空襲で焼失し、現在の建物は昭和38年再建のコンクリート造りですが、「亀の池」の中央に配され、国の重…
秩父札所めぐり途中、第5番・語歌堂から第10番・大慈寺までは、埼玉県横瀬町にあります。秩父三十四所観音霊場・札所7番が法長寺(ほうちょうじ)。山号は青苔山(せきたいざん)で、当初、根古屋3区の牛伏にあったので牛伏堂と呼ば…
埼玉県横瀬町の武甲山を眺める高台に建つのが秩父三十四所観音霊場・札所6番で、曹洞宗の寺、卜雲寺(ぼくうんじ)。荻野堂(おぎのどう)と呼ばれ、本尊は行基作と伝わる聖観音です。寺伝によれば本尊・聖観音は武甲山頂の蔵王権現社に…
高良大社(こうらたいしゃ)は、筑後国の一之宮で、福岡県久留米市の霊山・高良山(こうらさん/標高312m)の山上に鎮座し、山頂に高良山奥ノ院(奥宮)、中腹に高良大社が建っています。さらに山腹には古代の山城、高良山神籠石(こ…
北前船の寄港地である日本海側の各湊(各港)には、金刀比羅社が建つことが多いのですが、富山県富山市、神通川河口の東岩瀬地区に鎮座する金刀比羅社もそのひとつ。創建は江戸時代後期の文政3年(1820年)で、当時は神仏習合で栄え…
古代、越中国の国府(国庁が置かれた場所)は、現在の富山県高岡市伏木にありました。歌人としても名高い大伴家持(おおとものやかもち)が越中国の国守として在任中の天平18年(746年)、宇佐神宮から宇佐八幡神を勧請して創建した…
山口県下関市、赤間町(下関の古名は赤間関)にある商売繁盛にご利益のある稲荷社が末広稲荷神社。社伝によると大同4年(809年)の創建という古社で、下関では最古の稲荷社となっています。現在は赤間町ですが往時には稲荷町と呼ばれ…