御油の松並木資料館
東海道御油宿の羽川のたもとに位置する「御油の松並木資料館」は、御油宿、赤坂宿の歴史や御油の松並木について紹介、解説する歴史資料館。規模は大きくありませんが地元に残る貴重な資料など100点余が展示されています。
東海道御油宿の羽川のたもとに位置する「御油の松並木資料館」は、御油宿、赤坂宿の歴史や御油の松並木について紹介、解説する歴史資料館。規模は大きくありませんが地元に残る貴重な資料など100点余が展示されています。
『東海道中膝栗毛』の中で、弥次さん喜多さんがキツネに化かされたという松並木が愛知県豊川市御油町にある御油の松並木。旧東海道・御油宿から赤坂宿の間は600mにわたって松の大木が立ち並んでいます。旧東海道の中で唯一、国の天然…
吉良上野介や、吉良の仁吉で有名な西尾市吉良町にある古刹、金蓮寺(こんれんじ)。創建は定かでありませんが、1340(暦応3)年、足利尊氏が現在の場所に寺を移し、青蓮山金蓮寺とし、江戸時代には吉良氏の帰依で寛政年間(1789…
常陸国笠間藩から入封した浅野長直(あさのながなお)が、慶安元年(1648年)から13年の歳月を費やして築城した名城が赤穂城。甲州流軍学による縄張りは、本丸と二の丸は輪郭式、二の丸と三の丸の関係は梯郭式で、近世城郭史上珍し…
明日香村にある文武天皇陵(もんむてんのうりょう)は、天武天皇と、持統天皇の孫である文武天皇の陵墓と推定される場所で、国営飛鳥歴史公園高松塚周辺地区の南端に位置しています。『続日本紀』に火葬されてこの陵に葬られたと記された…
日本の近世城郭のなかでも、築城当時の姿を残す唯一の存在といわれる姫路城。歴史は古く、1333(元弘3)年、播磨の守護職・赤松則村によって、砦が築かれたのが始まり。羽柴秀吉により、さらに池田輝政が現在の城郭を建築しました。…
世界文化遺産に登録される姫路城のシンボル的な存在が天守丸にそびえる連立した天守群。国内に現存する12の現存天守の一つが姫路城の天守。しかも現存する天守のなかで最大の規模を誇り、大天守と3重の小天守3基(東小天守・西小天守…
池田氏の治世時代、備前丸(天守台南側にある本丸の一部の名称)に本丸御殿がありましたが、備前丸東側の入口に設けられた二重二階の櫓が、折廻櫓(おれまわりやぐら)。西側は大天守の石垣に面し、防御の意味合いも強かったと想定されま…
千姫もそこで時間を過ごしたという姫路城西の丸。西の丸は、多門櫓で囲まれていますが、ルの櫓と化粧櫓間にある「ヌの櫓」は、両側にカの渡櫓とヨの渡櫓がつながっています。1618(元和4)年築の全長300mにも及ぶ廊下に部屋が並…
姫路城の玄関口は江戸時代まで、防備のため3つの門があったことが過去の絵図や文献から明らかになっています。城内へは、内堀に架かる木製の太鼓橋・桜門橋を渡り、桜門、桐二門(桐の外門)、桐一門(桐の内門)を通って入城したのが大…
中世、近世に築かれた日本の城にとって、籠城対策として、日常の生活に重要なことは水と塩の確保。城内には井戸が掘られ、塩櫓が築かれました。その両方を兼ね備えたのが姫路城の塩櫓です。連続する「ハの渡櫓」と「二の渡櫓」(ともに一…
欽明天皇の孫で、天智天皇・天武天皇の祖母にあたるのが吉備姫王(きびひめのみこ/きびひめのおおきみ)。7世紀前半の王女で、桜井皇子(欽明天皇の第六皇子)の娘。茅渟王(ちぬのおおきみ)の后で宝皇女(皇極天皇・斉明天皇)・軽王…
明日香村の吉備姫王(きびひめのおおきみ)の檜隅墓内に4体ある不思議な人面石像。1702(元禄2)年、欽明天皇陵南側、平田村池田の田から見つかり、天皇陵に置かれましたが、明治5年に吉備姫王墓内に移されています。外見から「女…
947(天暦元)年、巫女(みこ)の多治比文子(たじひのあやこ)らが北野の右近馬場に皇城鎮護の神として菅原道真の霊を祀ったのが始まりという古社が北野天満宮。京で起こった天変地異が道真の祟りという風評が広がり、その霊を鎮める…
雪隠(せっちん)とはトイレのこと。明日香村平田地区にある不思議な巨石が鬼の雪隠と呼ばれていますが、遊歩道を挟んだ反対側の鬼の俎(まないた)とセットになっており、鬼が付近を通る旅人を俎の上で料理し、雪隠(トイレ)で用を足し…
明日香村の丘の上にある花崗岩の謎の石造物が酒船石。長さ5.5m、幅2.3m、厚さ1mほどの巨岩ですが、岩の上の平な面に皿状の凹みと凹みを結ぶ溝があるため、酒造に用いられた、あるいは薬作りの石とも推測されていますが、誰が、…
645(皇極天皇4)年に起こった古代の日本を揺るがしたクーデター、乙巳の変(いっしのへん=大化改新につながる蘇我氏の暗殺計画)の時、飛鳥板蓋宮(あすかいたぶきのみや)で殺害された蘇我入鹿(そがのいるか)の首が飛んできたと…
明日香村川原地区の田んぼの中に鎮座する重さ推定40tという巨大な花崗岩を、自然の岩肌を残したまま利用した石造物が亀石。うずくまった亀のようなスタイルと残された伝説から亀石と呼ばれていますが、いつごろ、何の目的で造られたの…