千葉県香取市佐原、八坂神社境内にある江戸優りといわれる『佐原の大祭』に関する展示観光施設が、水郷佐原山車会館。「山・鉾・屋台行事」(33件)としてユネスコ世界無形文化遺産にも選定の「佐原の山車行事」、「佐原囃子」を知ることができます。
『佐原の大祭』を体感できるミュージアム
利根川水運を利用した内海江戸廻り航路(うちうみえどまわりこうろ)の拠点、利根川髄一の河港商業都市として栄えた佐原。
佐原の大祭は、7月の八坂神社『本宿祗園祭』、10月の『諏訪神社例祭』の年2回。
このふたつの総称が『佐原の大祭』で、『川越氷川祭』、『石岡のおまつり』(常陸國總社宮大祭)とともに関東三大祭りにも数えられています。
名物の「佐原囃子(ばやし)」(祇園囃子、神田囃子と並び日本三大囃子)にのって、絢爛豪華な山車(だし)が繰り出し、町中をひきまわすにぎやかなお祭りです。
「佐原の山車行事」、「佐原囃子」は、国の重要無形民俗文化財で、「山・鉾・屋台行事」(33件)としてユネスコ世界無形文化遺産にも選定。
ふたつの大祭で使われる山車や人形を展示するのが、八坂神社境内に建つ水郷佐原山車会館です。
1階のビデオシアターで、大祭の熱気を体感したら、山車展示室へ。
24台収蔵の山車のうち、2台ずつを常設展示しています。
京・八坂神社に神輿を贈ったのが始まりという、総檜造りの山車は、身の丈5mという大きな人形を飾った独特なもの。
半纏(はんてん)と提灯が用意されているので、山車の前で祭り気分で記念撮影ができる仕組み。
2階は展望展示室で山車を横から眺めることができます。
2階の展示ゾーン、3階の企画展示室では佐原の大祭の象徴「日本一の大人形」が展示され、ここでも佐原の「江戸優り文化」に触れることが可能。
水郷佐原山車会館 | |
名称 | 水郷佐原山車会館/すいごうさわらだしかいかん |
所在地 | 千葉県香取市佐原イ3368 |
関連HP | 香取市公式ホームページ |
電車・バスで | JR佐原駅から徒歩15分 |
ドライブで | 東関東自動車道佐原香取ICから約3.7km |
駐車場 | 35台/無料 |
問い合わせ | 水郷佐原山車会館 TEL:0478-52-4104/FAX:0478-52-4104 |
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