稲毛記念館

稲毛海浜公園にある記念館で、1階休憩室にある常設展示「稲毛の暮らし移りかわり」では、昔からリゾート地だった稲毛海岸の様子を解説。3階には展望室が設けられています。さらに日本庭園と茶室を併設。

千葉最初の海水浴場開設、療養の地・稲毛の歴史を学ぼう

稲毛記念館
稲毛の歴史が展示解説されています

明治時代に千葉町が急速に発展し、明治21年、稲毛に県内初の海水浴場が開設されました(日本初の海水浴場は、明治18年開設の大磯海水浴場)。昭和36年に始まった海岸の埋め立てまで、海岸線は今より3kmほど内陸にあったのです。

明治21年に誕生した海水浴場も、レジャー施設ではなく、「稲毛海気療養所」という療養施設の一部。海水浴(海水泳ではありません)や砂浴による健康回復を目的にしていました。当時は、「汐あみ」、「汐湯治」と呼んでいたのです。

宿泊施設「海気館」が設けられ、島崎藤村、徳田秋声、田山花袋の文豪の定宿となりました。稲毛浅間神社境内脇に建つ旧神谷伝兵衛稲毛別荘(大正7年築)は、浅草の「神谷バー」、牛久のシャトーカミヤの創業者でもある明治の実業家・神谷伝兵衛の別荘です。かつての神谷伝兵衛の別荘は、現在「千葉市民ギャラリー・いなげ」として再生されています。また「千葉市ゆかりの家・いなげ」は、昭和12年、中国・清朝の「ラストエンペラー」として知られる愛新覚羅溥儀の実弟・る溥傑夫妻が、半年ほど新婚生活をおくった建物です。

稲毛記念館
名称稲毛記念館/いなげきねんかん
所在地千葉県千葉市美浜区高浜7-2-3
関連HP千葉市公式ホームページ
電車・バスでJR稲毛駅西口から海浜交通バスで海浜公園行き15分、終点下車、徒歩5分。または、JR稲毛海岸駅から海浜交通バス海浜プール入口行き10分、終点下車、徒歩5分
ドライブで東関東自動車道湾岸千葉ICから約5km、湾岸習志野ICから約9km。または、京葉道路幕張ICから約8km
駐車場稲毛海浜公園第1駐車場(550台/有料)・第2駐車場(462台/有料)
問い合わせ稲毛記念館 TEL:043-277-4534/FAX:043-277-4688
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
稲毛海浜公園・いなげの浜(いなげの浜海水浴場)

稲毛海浜公園・いなげの浜(いなげの浜海水浴場)

千葉県千葉市美浜区、東京湾沿岸に位置する長さ3km、面積約83haの総合公園が稲毛海浜公園。昭和20年代に始まった千葉の埋立工事で失われた白砂青松の海浜を復元したのが、いなげの浜で、昭和51年4月26日に誕生した日本初の人工海浜。汀線は12

旧神谷伝兵衛稲毛別荘(千葉市民ギャラリー・いなげ)

明治21年に千葉県で最初の海水浴場が稲毛海岸に開設されると、稲毛は湘南の大磯と並んで、保養地、療養の地として注目されるようになります。そして大正7年、神谷シャトー(現・シャトーカミヤ)を開業した実業家・神谷伝兵衛(神谷傳兵衛)が別荘を稲毛に

稲毛浅間神社

平安時代初めの808(大同3)年、富士宮の富士山本宮浅間大社の分霊を勧請して創建したという古社。1180(治承4)年には源頼朝が東六郎胤頼を使者に武運長久を祈願しています。1187(文治3)年には富士山の形に盛土を行ない、富士登山同様に3方

稲毛海浜公園

稲毛海浜公園は、千葉市美浜区の東京湾沿岸に位置する約83.1haの広大な公園。芝生広場、プール、サイクリングコース、稲毛ヨットハーバー、野球場、テニスコート、三陽メディアフラワーミュージアム、稲毛民間航空記念館、稲毛記念館・日本庭園、バーベ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ