千葉県松戸市、水戸藩最後の藩主・徳川昭武(徳川あきたけ)が明治17年に築いた別邸「戸定邸」(国の重要文化財)と庭園(国の名勝)、そして松戸市戸定歴史館の建つ一帯を公園として整備したのが戸定が丘歴史公園。日本の歴史公園100選にも選定されるほか、戸定邸は関東の富士見百景にも。
戸定が丘に築いた徳川昭武の邸宅と庭園一帯を公園化
一帯は戸定台(戸定が丘)と呼ばれる高台で、戸定(とじょう)とは中世の城郭の外城(とじょう)に由来します。
戸定邸には書院造庭園、東屋のある東屋庭園が付随し、旧徳川昭武庭園(戸定邸庭園)として国の名勝に指定されています。
平成30年に明治時代の作庭当時に復元された庭園は、富士山を借景にしていますが、今も富士山を眺望します。
庭園西側の崖に面して建てられた東屋は、古写真から似た木材を探し出して使用するというこだわりで復元。
書院造庭園も、130年間で10cmほど高くなった芝生の丈を往時の姿に戻しています。
西側に10本のアオギリの木立を再現していますが、これも徳川昭武が太さや枝ぶりの優れたものを探し出して植栽したという記録に則ったもの。
庭園維持のため、書院造庭園への立ち入りは「戸定の日」のみに限定され、それ以外は戸定邸から眺めることになります。
なお、戸定が丘歴史公園へのペットを連れての入園は不可です。
戸定が丘歴史公園 | |
名称 | 戸定が丘歴史公園/とじょうがおかれきしこうえん |
所在地 | 千葉県松戸市松戸714-1 |
関連HP | 松戸市公式ホームページ |
電車・バスで | JR松戸駅から徒歩10分 |
ドライブで | 東京外環自動車道三郷南ICから約4.4km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 松戸市街づくり部公園緑地課 TEL:047-366-7380/FAX:047-704-3993 |
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