高瀧神社

千葉県屈指のパワースポットが市原市にある高瀧神社。高瀧神社の創建年代は不詳ですが、9世紀の記録である『日本三代実録』に記載のある古社。社伝によれば7世紀の創建。春季例大祭(4月)の花嫁まつり、秋季例大祭(10月)の流鏑馬、神輿の渡御は有名です。

平安時代末期に京の賀茂神社の分霊を勧請して合祀

社伝によれば、天武天皇元年(672年)、邇々芸命(ににぎのみこと)を祀って高瀧神と号したとされます。
承安年間(1171年~1175年)、京の賀茂別雷神社(上賀茂神社)、賀茂御祖神社(下鴨神社)から分霊を勧請し、合祀。以来、賀茂明神とも呼ばれるようになりました。

高瀧という名は、かつて養老川の上流、夷隅郡粟又村(現・大多喜町粟又)の高瀧(通称・粟又の滝)の岸に鎮座していたことに由来。
洪水で御神体が流され、現社地に祀られるようになったとのこと。
当地に鎮座する玉依姫(たまよりひめ)を祀る神社に、粟又の滝近くにあった二瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と別雷命(わけいかづちのみこと=上賀茂神社の祭神)を祀る神社を合祀したのだという。
天文3年(1534)久留里城主・里見義尭(さとみよしたか)は市原郡加茂(現・市原市高滝)の地を寄進し、祈願所としました。
古くから安産・子育ての霊験で知られ、「底なし袋」の信仰があります。

春季例大祭の中で行われる花嫁まつり(新婚の女性が神に結婚を報告する行事)や稚児行列、喧嘩祭りと呼ばれる秋季例大祭では流鏑馬(やぶさめ)や神輿の渡御などが行なわれます。

享保12年(1727年)再建の社殿、文化9年(1812年)再建の末社社殿は市原市の文化財に指定。

秋季例大祭の神輿渡御
秋季例大祭の神輿渡御
高瀧神社
名称高瀧神社/たかたきじんじゃ
所在地千葉県市原市高滝1
電車・バスで小湊鉄道高滝駅から徒歩7分
ドライブで首都圏中央連絡自動車道市原鶴舞ICから約4km
駐車場20台/無料
問い合わせ高瀧神社社務所 TEL:0436-98-0472
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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