海老江曳山まつり(海老江加茂神社秋季例祭)|射水市

海老江曳山まつり

毎年9月23日8:00~23:00頃、富山県射水市で『海老江曳山まつり』が行なわれます。海老江加茂神社の秋季祭礼で、3本の曳山を、昼は花山、夜は提灯山に設えて典雅な曳山囃子を奏でつつ荘重なきしみを響かせて練り廻る姿は絢爛豪華そのもの。曳山に組み込まれた、北陸屈指という「からくり人形」も見事です。

前人形(からくり人形)の所作に注目!

海老江曳山まつり

創始の年代は不詳ですが、西町曳山は海老江では最初に作られ天保12年(1841)とあり、約150年前から曳かれていたことが記録から判明しています。
この曳山の自慢で見どころはからくり人形で、東町「唐子遊び」(からこあそび)、中町「唐子懸垂廻転」、西町「唐猿童子」(とうえんどうじ)があり、西町「唐猿童子」は22本の絹糸の操作で小太鼓を叩いて歩いたり走ったりし、瞬時に唐子や猿の顔に変身するというからくり人形。
「唐猿童子」は、大正・昭和を通しての日本一の人形師、7代目・玉屋庄兵衛(たまやしょうべえ/1923年〜1988年)の傑作で、晩年の昭和54年の制作(「唐子懸垂廻転」も7代目・玉屋庄兵衛作)。

北陸地方唯一のものであり、「世界のからくり人形展」(昭和55年)にも出展し、実演で好評を博しています。

かつて海老江加茂神社は北へ150mほどの沖合にあったとされますが、江戸時代中期の元文元年(1736年)、大津波で社殿を喪失し、現在地に遷座しています。
祭神は賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)で、京の賀茂別雷神社(上賀茂神社)の祭神。日本海交流(近世では北前船)と浜街道が京の神と文化を海老江に伝えたのです。

海老江曳山まつり(海老江加茂神社秋季例祭)|射水市
開催日時 毎年9月23日8:00~23:00頃
所在地 曳山町内一円
場所 曳山町内一円
関連HP 射水市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR富山駅から富山地方鉄道路線バスで35分、海老江口、海老江、西海老江で下車
ドライブで 北陸自動車道富山西IC・小杉ICから約13km
駐車場 海老江海浜公園ほか臨時駐車場
問い合わせ 射水市観光協会 TEL:0766-84-4649
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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