最果てのイメージの強い地に立つ灯台。到達することができる日本最北端、最南端、最東端、最西端は、それぞれ、宗谷岬灯台(北海道稚内市)、波照間島灯台(沖縄県竹富町・波照間島)、納沙布岬灯台(北海道根室市)、そして西埼灯台(いりさきとうだい/沖縄県与那国町・与那国島)です。
宗谷岬灯台(北海道稚内市)|最北端の灯台
所在地:北海道稚内市宗谷岬
初点灯:明治18年、現在の灯台は2代目で明治45年(昭和29年にコンクリート造りへの大改修)
内容:塔高17m、水面から灯火部分は39.8m、光達距離17.5海里(32.4km)
立地:遠浅の海岸である宗谷岬の背後、宗谷丘陵の海岸段丘上(標高30m)に建ち、背後には宗谷黒牛が放牧される宗谷岬牧場が展開
備考:日本の灯台50選
波照間島灯台(沖縄県竹富町・波照間島)|最南端の灯台
所在地:沖縄県八重山郡竹富町波照間
初点灯:昭和34年5月5日、当時の琉球政府(沖縄県が日本に返還されるのは昭和47年)により初点灯
内容:塔高16m、水面から灯火部分は70m、光達距離12.5海里(23.2km)
立地:島の中央、標高59.7mの最高所横に建ち(標高56m)、四方を照らすことが可能
備考:平成19年3月16日に小笠原諸島の沖ノ鳥島灯台(北緯20度25分26秒・東経136度04分33秒)が初点灯し、日本最南端の灯台という地位を譲っていますが、有人島としては今も最南の灯台
納沙布岬灯台(北海道根室市)|最東端の灯台
所在地:北海道根室市納沙布
初点灯:明治7年に「灯台の父」といわれるR.H.ブラントン(Richard Henry Brunton)が建てた八角形の木造洋式灯台がルーツ、現在の灯台は昭和5年築
内容:塔高13.5m、水面から灯火部分は23.2m、光達距離14.5海里(27km)
立地:納沙布岬の突端に建ち、霧が多い場所ですが、高さが低いためか赤白ではなく、白亜の灯台に
灯台下の岩礁にはラッコを目にすることも
地名はアイヌ語のノッ・サム(not-sam=岬の・かたわら)に由来
備考:日本の灯台50選
西埼灯台(いりさきとうだい/沖縄県与那国町・与那国島)|最西端の灯台
所在地:沖縄県八重山郡与那国町与那国
初点灯:昭和32年11月26日、当時の琉球政府(沖縄県が日本に返還されるのは昭和47年)により初点灯
内容:灯高19.57m、水面から灯火部分は75.46m、光達距離22.5海里(42km)
立地:与那国島(よなぐにじま)の西端、西崎(いりざき)の突端(高台)に建ち、さらに西にある岩礁(実際の再西端の地)トゥイシを照らす西埼北西方照射灯が設備
備考:晴れた日には灯台横から遠く台湾を眺望
【その先のニッポンへ!】 日本最北端、最南端、最東端、最西端の灯台はどこ!? | |
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