福岡県福岡市春吉、博多の歓楽街、中洲近くに本店を構えるのが明治22年創業の老舗和菓子店、花月堂寿永。看板商品は太宰府天満宮の梅をイメージした「福うめもなか」、そして天明4年(1784年)、博多湾の志賀島で出土した金印をモチーフにした「金印」。
伝統に裏打ちされた和菓子を土産に
福岡藩の城下町、博多。
和菓子文化も藩政時代からの伝統を受け継ぎ、博多っ子の進取の気性、グルメ気質から様々な和菓子を生み出しています。
その代表格が、老舗「花月堂寿永」の「金印」、「福うめもなか」。
弥生時代に後漢の光武帝が奴国(なのくに)の王に贈ったとされるのが金印ですが、花月堂寿永の「金印」は卵黄使用の黄色い桃山生地に、刻んだ栗の入った四角いまんじゅう。
「餡に刻み込んだ栗が、おいしさのアクセント」とのこと。
表面には「漢委奴国王」(かんのわのなのこくおう)と金印に刻まれた文字が焼かれ、土産にも最適。
「福うめもなか」は、上質な餅米だけを使った皮のなかに、手芒豆をしっかりと練り上げた白餡と金時豆が入った博多らしい上品で繊細な最中。
ほかにほんのりとラム酒が香るスイートポテト、白あん・小豆あん・抹茶の3種が揃う「本練羊羹」、「いちじく羊羹」、抹茶の味を引き立てる「季節の生菓子」などもあり、本店のほか、福岡市内のデパート、博多駅構内の博多銘品蔵「博多口店」などでも購入ができます。
花月堂寿永 | |
名称 | 花月堂寿永/かげつどうじゅえい |
所在地 | 福岡県福岡市中央区春吉2-7-20 |
関連HP | 花月堂寿永公式ホームページ |
電車・バスで | 西鉄福岡(天神)駅から徒歩15分 |
ドライブで | 福岡都市高速天神北ランプから約2km。または、千代ランプから約2.4km |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 花月堂寿永 TEL:092-761-0278 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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