水田天満宮(恋木神社)

水田天満宮(恋木神社)

福岡県筑後市水田にある菅原道真を祀る古社、水田天満宮(みずたてんまんぐう)。鎌倉時代初期の嘉禄3年(1226年)、菅原道真以来の昇進を果たした菅原為長(ためなが)が後堀河天皇の命により建立。境内社の恋木神社(こいのきじんじゃ)は、縁結び・幸福のパワースポットとしても人気で「恋みくじ」や「愛され守」を授与。

学業成就の水田天満宮、恋愛成就の恋木神社

水田天満宮(恋木神社)

創建当初は、菅原氏一族の大鳥居氏(大鳥居家の祖が菅原道真)が支配する太宰府天満宮の荘園、水田荘の鎮守として、また江戸時代は久留米藩主、柳川藩主に尊崇され、3300石を有して繁栄。
慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは、西軍だった柳川城主・立花宗茂(たちばなむねしげ)を討つべく、東軍側の加藤清正・黒田如水(黒田官兵衛)らが進軍。
板東寺(現・筑後市熊野)で立花宗茂と会見し、開城を進言しています。
この時、黒田如水(黒田官兵衛)が陣を張ったのが、この水田天満宮。

現存する本殿は寛文12年(1672年)の再建。
ゆかりが深い太宰府天満宮の流れをくむ、朱塗りで柿葺き流造り(こけらぶきながれづくり)が受け継がれたもの。
平成7年には解体大修理が行なわれています。

石造の鳥居は江戸時代初期、水運を整備した初代柳川藩主・田中吉政(たなかよしまさ)の寄進。

境内の鎮守の森には、クスの大木や樹齢400年〜600年といわれるイチイガシなどが茂り、森林浴100選「水田の森」として保護されています。

末社の恋木神社は、恋命(こいのみこと)を祀る全国唯一の場所。
恋命は、菅原道真が大宰府で生涯を終えるまで、都に残した天妻子を思う心を祀ったものなのだとか。
ハート型の陶板が埋め込まれた「恋参道」も整備されています。

太宰府天満宮に次ぐ天満宮とも、九州二大天満宮ともいわれ、合格祈願、学業成就の社としても人気。

水田天満宮(恋木神社)
名称 水田天満宮(恋木神社)/みずたてんまんぐう(こいのきじんじゃ)
所在地 福岡県筑後市水田62-1
関連HP 水田天満宮公式ホームページ
電車・バスで JR羽犬塚駅から約25分
ドライブで 九州自動車道八女ICから約4.5km
駐車場 北・東駐車場(無料)
問い合わせ 水田天満宮(恋木神社)TEL:0942-53-8625/FAX:0942-53-8862
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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