生地中橋

生地中橋

富山県黒部市生地、黒部川扇状地末端に位置する黒部漁港に架かる可動橋が生地中橋(いくじなかばし)。黒部漁港の南北をつなぐ海上橋ですが、全国でも珍しい旋回式可動橋。普段は車や歩行者が橋の上を通行していますが、漁船が通過する際に、踏切のように橋の前後の遮断機が降りて、橋が旋回するユニークな橋です。

黒部漁港に架かる旋回式の可動橋

生地中橋

船が通過する際には、遮断器で車や歩行者を止め、長さ38.4m、幅7m、重さ307tの橋が片側を基点に2本の旋回シリンダーで78度回転。
現在でも年間5000回は稼働しているという現役の旋回式可動橋です。

昭和36年の初代完成時には、橋が上下に昇降する動力昇降式可動橋でしたが、現在の橋は昭和57年に架け替えられて旋回式可動橋となったもの。
黒部漁港には、海底遊歩道もあるので、あわせてぜひ見学、通行を。

生地中橋周辺は、松尾芭蕉も『奥の細道』途中で歩いたであろう旧北陸街道。
レトロな家並みが今も残されています。

ちなみにスウィング ブリッジ(Swing bridge/旋回橋)を最初に考案したのはレオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinc)で、片側の岸辺に備え付けた支柱を軸にして滑車で橋を旋回させる橋がスケッチに残されているのです。

名称 生地中橋/いくじなかばし
所在地 富山県黒部市生地四十物町
関連HP 黒部・宇奈月温泉観光局公式ホームページ
電車・バスで あいの風とやま鉄道生地駅から徒歩30分
ドライブで 北陸自動車道黒部ICから約7km
駐車場 魚の駅生地駐車場を利用
問い合わせ くろべ漁業協同組合 TEL:0765-57-0101
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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生地蒲鉾

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