天寧寺

天寧寺

京都府京都市北区、賀茂川にかかる出雲路橋近くにある曹洞宗永平寺派の禅刹が、天寧寺(てんねいじ)。もともと会津若松にあった寺ですが、天正14年(1586年)、伊達正宗の会津侵攻で焼失、時の住職・祥山曇吉が京に建てた仏堂が前身。金森宗和(かなもりそうわ)の墓があります。

山門から眺める比叡山が額縁越しの様で見事!

江戸時代初期の武士で京の貴族に茶を指導した金森宗和の墓や、金森宗和が宇治の茶の木で作ったと伝えられる千利休像などが残されています。
金森宗和は、王朝趣味の茶風で知られる宗和流の開祖で、野々村仁清の窯を保護、当時活躍した大名茶人・小堀遠州や、侘び茶の千宗旦などと並び称された人物です。

本堂の前の栢(カヤ)の大木は、京都市の天然記念物。
春に咲く枝垂桜も必見の美しさです。
比叡山の眺望を一幅の絵のように見せる山門は、「額縁門」として有名。
現存する本堂は文化9年(1812年)に、書院は天保14年(1842年)の再建。

会津若松の天寧寺は、会津を追われた蘆名義広が芦名義勝となって角館を領有した際に(現在の角館の町を整備)、場所を移して再建。
さらに角館にも本寺となる天寧寺を建立したので、京都、会津若松、角館に萬松山天寧寺があることに。

天寧寺
名称 天寧寺/てんねいじ
所在地 京都市北区寺町通鞍馬口下る天寧寺門前町301
電車・バスで 地下鉄烏丸線鞍馬口駅から徒歩6分
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約11km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 天寧寺 TEL:075-231-5627
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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