福岡県福岡市東区にある筑前国一之宮が筥崎宮(はこざきぐう)。宇佐神宮(大分県宇佐市)、石清水八幡宮(京都府八幡市)と並び、日本三大八幡宮にも数えられる古社ですが、楼門は文禄3年(1594年)、名島城主・小早川隆景の建立で、国の重要文化財、そして日本三大楼門。扉の桐紋彫刻は左甚五郎の作と伝えられています。
元寇を伝える「敵國降伏」の扁額にも注目
筥崎宮は、元寇の際に亀山上皇が「敵国降伏」を祈願した地で、楼門の「敵國降伏」の扁額は、文永の役(1274年)後、社殿再建に尽くした亀山上皇によって奉納されたもので、醍醐天皇の宸筆(しんぴつ)を模写拡大したもの(現在の扁額は平成15年に復原作成)。
この額のために、この門は「伏敵門」とも呼ばれています。
入母屋造り、檜皮葺き(ひわだぶき)の楼門で、室町時代の様式を今に伝えています。
筥崎宮・楼門 | |
名称 | 筥崎宮・楼門/はこざきぐう・ろうもん |
所在地 | 福岡県福岡市東区箱崎1-22-1 |
関連HP | 筥崎宮公式ホームページ |
電車・バスで | 福岡市営地下鉄箱崎宮前駅から徒歩3分 |
ドライブで | 福岡都市高速東浜ランプから約1km |
駐車場 | 200台/有料 |
問い合わせ | 筥崎宮社務所 TEL:092-641-7431 |
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