毎年5月1日~5月3日、富山県南砺市で『福野夜高祭』が行なわれます。慶安5年(1652年)、村の鎮守社に伊勢神宮からの分霊を勧請する際、村人が行燈を手にして倶利伽羅峠(くりからとうげ)へ出迎えたのが始まり。5月1日・5月2日の宵祭両日は、高さ14mにも及ぶ大行燈をはじめ大小23基の行燈が、通りを練り歩きます。
5月2日には、7基の大行燈が引合い(ケンカ)
辰巳町、新町、浦町、御蔵町、上町、七津屋、横町の7町の大行燈が通称「銀行四つ角」の交差点に集結。
近くの福野神明社に参拝した後、通りを練り歩きます。
最大の見どころは、5月2日の23:00頃に始まる呼び物の引合い(ケンカ)。
威勢のいい拍子木とともに、若衆が相手方の行燈を壊し合います。
5月3日には、7町の曳山が市街を巡行します。
歴史的には慶安3年(1650年)に町を開いた福野でしたが、2年後の大火で町の大部分を焼失し、鎮守社も焼失。
その再建のため伊勢神宮に使者を送り、分霊を勧請して神明社を創建する際に、分霊をもつ使者を倶利伽羅峠へ行燈を手にして迎えたのが始まり。
その後、文政年間(1818年〜1829年)頃に曳山が始まり、天保年間(1830年〜1843年)には、4町の曳き廻しが行なわれていました。
福野夜高祭 おもな日程
5月1日18:30~深夜=宵祭・全町夜高行燈練り回し
5月2日18:30~深夜=宵祭・全町夜高行燈練り回し・引き合い
5月3日10:00頃〜=本祭・曳軸巡行
福野夜高祭|南砺市 | |
開催日時 | 毎年5月1日~5月3日 |
所在地 | 富山県南砺市松原新1767 |
場所 | JR城端線福野駅前 |
関連HP | 南砺市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR城端線福野駅から徒歩すぐ |
ドライブで | 北陸自動車道砺波ICから約6km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 福野夜高祭連絡協議会 TEL:0763-22-1120 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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