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陣屋前朝市

陣屋前朝市

岐阜県高山市、高山市街2ヶ所で開かれる朝市のひとつが陣屋前朝市。江戸時代に高山別院境内で始まった「桑市」を起源にもつという、飛騨高山の名物朝市のひとつ。養蚕業の不振から明治の半ばには野菜市となっています。通年に開催されるので、高山では早起きが必須!

素朴な飛騨言葉に触れる高山伝統の朝市

高山陣屋前の広場に大小50ほどのテントが並び、採れたての季節の野菜や果物、山菜、漬け物、花卉、餅、味噌、手作り民芸品などを販売。
また自家製のものだけを売るというルールがあり、赤かぶやナスなどの漬物も手作り。
注目の「赤かぶ漬」、「朴葉餅」などの餅類も店によって微妙に味が異なり、これが個性的で大人気。

慶応3年(1867年)頃に弥生橋詰、明治5年頃には中橋など転々と場所を変えながら開かれ、大正11年に高山陣屋前に移るとともに昼夜の野菜市が開かれるように(昭和16年頃、灯火管制で夜市は終焉)。
現在は早朝から始まり(4月〜12月は7:00〜、1月〜3月は8:00〜)、昼頃には店じまいするので注意が必要です。
種類豊富なのは早い時間、値引きを狙うなら店じまいする直前に訪れるのが賢明。

飛騨高山の朝市(宮川朝市、陣屋前朝市)は、千葉県勝浦市、石川県輪島市の朝市と並ぶ日本三大朝市に数えられています。

陣屋前朝市
名称 陣屋前朝市/じんやまえあさいち
所在地 岐阜県高山市八軒町
関連HP 陣屋前朝市公式ホームページ
電車・バスで JR高山駅から徒歩10分
ドライブで 高山清見道路(中部縦貫自動車道)高山ICから約5.5km。または、長野自動車道松本ICから約80km
駐車場 市営神明駐車場(55台/有料)、市営天満駐車場(104台/有料)など
問い合わせ 高山市観光課 TEL:0577-32-3333
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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