禅昌寺

禅昌寺

岐阜県下呂市にある臨済宗妙心寺派の寺が、禅昌寺。平安時代に恵心僧都(えしんそうず=源信)が創建したと伝えられる古刹で、戦国時代に桜洞城主・三木直頼(みつきなおより)により再興され三木氏の菩提寺に。杉、桧の混交林である禅昌寺一帯の森5.28haは、禅昌寺緑地環境保全地域として大切に保護されています。

中国宋朝の様式を今に伝える伽藍が現存

禅昌寺

境内には茶人・金森宗和(かなもりそうわ=金森重近、茶道宗和流の祖)が造園したと言われる岐阜県の名勝に指定される庭園「萬歳洞」(ばんざいどう)や茶室、境内裏手にある樹齢1200年、樹高40m、幹周12mという国の天然記念物に指定される大杉(「禅昌寺の大スギ」)などがあり、見どころも豊富。

本尊は釈迦如来、観世音菩薩、薬師如来。
大方丈、大庫裏、大書院、山門、勅使門は江戸時代中期〜後期に建てられたもので、中国宋朝の様式を今に伝える伽藍は「天下の名刹」としての威容を誇っています。

門前の「禅昌寺歴史民俗資料館」には 峰一合遺跡で発掘された出土品などのほか、雪舟筆の『大達磨像』や狩野永徳の菊花屏風など数々の貴重な文化財が展示され、充実の内容。

ちなみに下呂温泉の温泉寺は、寛文11年(1671年)、禅昌寺8世・剛山和尚を中興開山に迎え、醫王霊山温泉寺として再興された寺です。

禅昌寺
禅昌寺
名称 禅昌寺/ぜんしょうじ
所在地 岐阜県下呂市萩原町中呂1089
関連HP 下呂温泉観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR禅昌寺駅から徒歩5分
ドライブで 高山清見道路(中部縦貫自動車道)高山西ICから約53.5km。または、中央自動車道中津川ICから約57km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 禅昌寺 TEL:0576-52-1353
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

温泉寺

傷ついたシラサギが、羽を休めた松の木の根元で、村人が温泉を発見というのが下呂温泉発見の伝承。木の根元にあった薬師如来像(シラサギは薬師如来の化身だった)を奉っているのが医王山温泉寺で、1671(寛文11)年の創建。土地の人が下呂富士と呼ぶ中

 

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