昭和38年、岐阜県各務原市の発足を記念して新境川に植えられた桜がルーツで、昭和6年〜7年に新境川沿いソメイヨシノを寄付した歌舞伎役者・市川百十郎の名を取って、「百十郎桜」と名付けられています。1000本以上の桜が植栽され、「日本さくら名所100選」にも選定されています。
歌舞伎役者・市川百十郎が寄付した桜がルーツ
歌舞伎役者・市川百十郎は、ソメイヨシノを1200本寄付し、新境川の堤防に植樹され、戦前にも花見の名所として賑わいましたが、第二次世界大戦中、終戦直後に薪として伐採されてしまいました。
昭和38年、稲葉郡那加町、稲羽町、鵜沼町、蘇原町が合併し各務原市が誕生。それを機会に、再度植えられ、その後も植栽され続けて見事な桜並木が形成されています。
桜の見頃は例年3月下旬~4月上旬頃です。
市川百十郎
岐阜県各務郡大島村(現・各務原市蘇原大島町)出身の歌舞伎役者。トーキー映画と舞台劇を組み合わせた連鎖劇を得意とし、東海一の歌舞伎と称されていました。村国神社(当時の各務郡各務村)の境内にある芝居小屋の「村国座」(むらくにざ)で公演を行なった際に、境川放水路(現・新境川)の工事で多くの人命が失われたことを耳にして、供養のために桜を寄付したのです。
岐阜県各務郡大島村(現・各務原市蘇原大島町)出身の歌舞伎役者。トーキー映画と舞台劇を組み合わせた連鎖劇を得意とし、東海一の歌舞伎と称されていました。村国神社(当時の各務郡各務村)の境内にある芝居小屋の「村国座」(むらくにざ)で公演を行なった際に、境川放水路(現・新境川)の工事で多くの人命が失われたことを耳にして、供養のために桜を寄付したのです。
新境川堤・百十郎桜 | |
名称 | 新境川堤・百十郎桜/しんさかいがわつつみ・ひゃくじゅうろうさくら |
所在地 | 岐阜県各務原市那加門前町 |
関連HP | 各務原市公式ホームページ |
電車・バスで | 名鉄各務原線市民公園駅から徒歩1分 |
ドライブで | 東海北陸道岐阜・各務原ICから約4km |
駐車場 | あり |
問い合わせ | 各務原市ブランド創造課 TEL:058-383-9925 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag