童話 『ごんぎつね』 の世界へ! ごんの秋まつり|2024

ごんの秋まつり

 2024年9月20日(金)~ 10月4日(金)10:00~16:00、愛知県半田市で『ごんの秋まつり』を開催。新美南吉(にいみなんきち)の代表作『ごんぎつね』の舞台である矢勝川(やかちがわ/阿久比川の支流)に、その世界観を表現しようと地域の人々の手で創り出された300万本の彼岸花(ヒガンバナ)を愛でるイベントです。

「ひがん花が赤い布のように咲いている」を具現化

ごんの秋まつり

小学校国語教科書にも採用される有名な童話『ごんぎつね』の作者・新美南吉生誕の地としても知られる半田市(昭和5年、新美南吉17歳の時の作品ですが、物語は幕末から明治頃の話/教科書などに採用され、一般に知られているものは鈴木三重吉が編集した子供向けバージョン)。
『ごんぎつね』の舞台となった矢勝川(兵十がうなぎを獲っている川)周辺には、童話の世界そのままののどかな里山風景が広がり、のんびりと散策するのに最適なエリアです。
子供頃に南吉と遊んだ経験がある小栗大造さん(当時・新美南吉顕彰会広報部長)の発案で、1990年、地域住民も参加して彼岸花の球根を植栽したのが矢勝川の彼岸花の始まり。


例年9月下旬になると、矢勝川堤の全長約1.5kmにわたって300万本のヒガンバナが開花、一帯を赤く染め上げ、『ごんぎつね』」に描かれた「ひがん花が赤い布のように咲いている」との描写を具現化しています。

ちなみに『ごんぎつね』の「ごん」は、権現(ごんげん)さんの「ごん」のことで、今の阿久比町植大付近の小山・権現山に住んでいたキツネということ。
権現山に鎮座する五郷社(ごごうしゃ)は、もともと権現社と呼ばれていた社で、権現社がある社ということで権現山、そこに棲むキツネが、『ごんぎつね』というわけです。

関連イベントとして、彼岸花の結婚式と花嫁行列(新美南吉記念館ステージ、矢勝川堤)、南吉童話街頭紙芝居屋さん(新美南吉記念館屋外休憩所)なども行なわれます。

会場周辺は駐車場が少ないため、公共交通機関の利用を。
土・日曜、祝日のみ運行臨時駐車場(アイプラザ半田)から半田観光周遊バス(無料)が利用可能。

ごんの秋まつり
童話 『ごんぎつね』 の世界へ! ごんの秋まつり|2024
開催日時 2024年9月20日(金)~ 10月4日(金)10:00~16:00
所在地 愛知県半田市岩滑西町1-10-1
場所 新美南吉記念館周辺・矢勝川堤
関連HP 半田市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 名鉄河和線知多半田口駅から矢勝川堤まで徒歩10分、新美南吉記念館まで徒歩20分
問い合わせ 半田市観光協会 TEL:0569-32-3264
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
新美南吉記念館

新美南吉記念館

愛知県半田市にある半田出身の童話作家・新美南吉の業績を紹介するミュージアムが新美南吉記念館。童話『ごん狐』の舞台とされる「中山さまの城跡」(童話の森)に隣接する地に、新美南吉生誕80周年・没後50周年を記念して平成6年に開館した記念館です。

新美南吉の養家・新美家

新美南吉の養家・新美家

愛知県半田市にある『ごんぎつね』、『手ぶくろを買いに』などで知られる児童文学作家・新美南吉(にいみなんきち/本名:新美正八/旧姓渡邉)の母・りゑの実家が新美家。裕福な農家でしたが、大正10年、叔父・鎌治郎の病没で、当時8歳の南吉が新美家と養

新美南吉生家

新美南吉生家

『ごんぎつね』、『手ぶくろを買いに』などで知られる児童文学作家・新美南吉(にいみなんきち/本名:新美正八/旧姓渡邉)の生家。新美南吉は、愛知県知多郡半田町(現・半田市)岩滑(やなべ)の出身。大正2年7月30日、父・渡邉多蔵、母・りゑの次男と

 

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