群馬県草津町、草津温泉のシンボル、湯畑の目の前にあり、草津名物の「湯もみ」を披露する施設が熱乃湯で平成27年4月にリニューアルオープン。『草津湯もみ唄』にあわせ、総勢10人の浴衣姿の女性が、湯船の泉温を下げる昔ながらの「湯もみ風景」を再現しています。
『湯もみと踊りショー』を見学
湯もみとは、源泉温度が高温のため、そのままでは入浴できない草津の湯を、幅約30cm、長さ1.8mほどの六尺板でかくはんし、適温に冷ますこと。
この時に調子を取るため歌われるのが「草津恋しやヨーホホイ あの湯煙にヨ (ハヨイヨイ) 浮いた姿がヨーホホイ 目に残るトカヨー (ハドッコイセ ハヨイヨイ)」の『草津湯もみ唄』で、「草津よいとこ 一度はおいで ア ドッコイショ お湯の中にも コーリャ 花が咲くヨ チョイナ チョイナ」の『草津節』も湯もみの際に歌われます。
熱い湯に時間を区切って入浴する伝統の「時間湯」のひとつで、身体を動かすことによって準備運動の役目をも果たしています。
本来の時間湯は、湯もみ20分~30分→手桶で頭に30~40杯の湯をかぶる→湯長の号令で一斉に3分間の入湯→号令で一斉に出るというもの。
現在は『湯もみと踊りショー』というプログラムで、オープニングムービー、踊り(『草津節』)、湯もみの実演(『草津節』)、湯もみ体験(2回)、踊りと湯もみ(『草津湯もみ唄』)という内容(1日6回公演)。
それ以外に、土・日曜、祝日には『湯もみ体験』も行なわれています。
平成26年公開の映画『テルマエ・ロマエII』のロケ地にもなっています。
ローマ帝国と現代日本を行ったり来たりするルシウス(阿部寛)が、理想の温泉保養地を探し、熱乃湯で湯もみを見学するというシーンです(撮影に使われたのは旧熱乃湯)。
熱乃湯の前、湯畑を囲む石の柵には、草津町の町制施工100周年を記念し、草津を実際に訪れたゆかりのある偉人・著名人から100人を選出し、「草津に歩みし百人」として石の柵に名前が刻まれていますが、阿部寛演じるルシウス・モデストゥスの名も101人目に刻まれています。
画像協力/ググっとぐんま観光宣伝推進協議会、「テルマエ・ロマエII」製作委員会
草津温泉・熱乃湯 | |
名称 | 草津温泉・熱乃湯/くさつおんせん・ねつのゆ |
所在地 | 群馬県吾妻郡草津町草津414 |
関連HP | 草津温泉・熱乃湯公式ホームページ |
電車・バスで | JR長野原草津口駅からJRバス草津温泉・白根火山行きで25分、草津温泉下車、徒歩5分 |
ドライブで | 関越自動車道渋川伊香保ICから約56km |
駐車場 | 湯畑観光駐車場(180台/有料) |
問い合わせ | 熱乃湯 TEL:0279-88-3613 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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